温暖化対策は牛丼業界に学べ(1/4) 牛丼業界は競争が極めて厳しい。大手3社による値下げ競争がまたもや始まった。結末はどうなるのだろうか。通常考えられるシナリオは2種類である。 その1 2社がギブアップして、結果的に1社に統合される。そして、牛丼の価格は元に戻る その2 3社とも消耗し、どこか1社が値上げするのを待望する状況になり、なんとなく牛丼の値段は元に戻る しかし2だと、しばらくたって、またまた値下げ競争が勃発することになる。となると、最終的にシナリオはその1しかないことになる。実はシナリオ1こそが、日本が世界との競争に打ち勝ち、同時に温室効果ガス削減を実現するための一番の近道なのである。 ○牛丼業界は競争があるが、製造業は… 日本の輸出産業である製造業は、いかに魅力のある製品をつくるかが勝負である。製品は輸送が可能であるから国際的な競争に勝つ必要がある。品質とコストだけでな