理化学研究所と富士通、筑波大学は14日、理研と富士通が共同開発したスーパーコンピューター「京(けい)」がスパコンの総合的な性能を評価する米国のコンテスト「HPCチャレンジ賞」で、4部門中の3部門で1位を受賞したと発表した。米国で開催中の国際会議「SC12」で公表された。受賞し
世界のスーパーコンピューターの性能ランキング「TOP500」が12日、米国で開催中の国際会議で発表され、前回(6月)2位だった理化学研究所の「京(けい)」は3位に転落した。1位は米オークリッジ国立研究所の「タイタン」、2位は前回1位の米ローレンス・リバモア国立研究所の「セコイア」だった。 京は昨年6月、毎秒8162兆回の計算速度で日本勢として7年ぶりに世界一を達成。昨年11月、同1京510兆回(京は1兆の1万倍)に性能を高め連覇したが、米国勢の激しい追い上げで順位を下げた。 タイタンは同1京7590兆回、セコイアは同1京6325兆回。4位も米国で5位はドイツだった。 京は理研と富士通が共同開発。理研計算科学研究機構(神戸市)に設置され、今年9月に運用を開始した。総事業費は今年度までの7年間で1111億円。
2012年9月に行われた札幌Ruby会議2012の基調講演の1つで、Rubyの生みの親のまつもとゆきひろさんが、最近あった面白いエピソードを混じえて“イノベーション”の本質について語っていました(44分の動画)。ポイントとなる部分をまとめてみました。まつもとさんの話はもちろん、統計的裏付けだとか学問的裏付けがある議論というものではありませんし、ご本人も楽しそうに話し、聴衆も楽しんでトークを聞くというゆるい感じのものでした。ただ、「イノベーションの本質は捉えがたい」というメッセージや、「だからあれこれ考えずにコードを書こう、われわれはコードを書くことにアイデンティティを感じているのだから、それこそがハッピーになる道だ」というメッセージは、参加していたRubyistたちの胸に響くものがあったのではないかと思います。 以下、口語文体のまま、ポイントとなる前半のトークをまとめてみました。トーク後半
私がプログラミングを始めたのは中学校3年生のときでした。父が買ってきたシャープのポケットコンピュータ(PC-1210)でBASICを使うようになったのです。わずか400ステップしか入力できない小さなコンピュータでしたが、それでも自分の命令したとおりに動作するポケコンを見ていると、自分にはなんでもできるようなそんな「万能感」を感じさせてくれました。 それから四半世紀以上たちましたが、私がプログラミングから感じる「わくわく」は少しも減ることはありません。むしろ、どんどん増えているように感じます。長いプログラム経験を踏まえて、いま、感じるのは、 プログラミングは人生だ ということです。プログラムには人生のあらゆる側面が詰め込まれています。文字どおり、人生そのものといってもいい過ぎではないでしょう。……うーん、やっぱり、いい過ぎかな。 プログラミングはスポーツだ 皆さんの多くは若いときにスポーツに
世界のスーパーコンピューター(スパコン)の性能ランキング「TOP500」が6月、ドイツでの国際会議で発表され、2期連続で首位だった日本の「京(けい)」が米国に抜かれ2位に転落した。世界一の性能を持つ次世代スパコンは、国際競争力の強化に必要との声がある一方で、巨額の開発費がかかるとの批判も出ている。再び世界一を目指すべきなのか。東京大学大学院の平木敬教授と、千葉工業大学惑星探査研究センターの松井孝典所長に、見解を聞いた。(山田泰弘)◇ ≪平木敬氏≫万能性重視すべきだ --世界一を目指す意義は? 「スパコンをはじめとするコンピューターは、例えば飛行機の設計から気象予測まで、対象を選ばず何にでも役立つ。しかしコンピューターには万能性がある一方で、自動車などと違い、製品にメーカーごとの個性の差がほとんどない。いかに速く計算できて値段が安いかという、その能力だけが問われるため、2位以下では生き残れな
気象庁は5日から、従来に比べ計算速度が30倍の新しいスーパーコンピューターで天気予報を始める。気象機関の業務用スパコンとしては世界最速という。利用開始に先立ち、4日、報道陣に公開した。8月ごろからは、急発達する積乱雲による局地的な豪雨などの正確な予測を目指した新しい計算モデルも導入し、まず東日本の
スパコン競争 京の周辺(1/4) 朝日新聞夕刊11月18日には『スイカ10年 用途も進化』。記事には「JR東日本のIC乗車券 『Suica』がスタートして18日で10年。首都圏の駅では券売機が4割減るなど『駅の風景』が大きく変わった。買い物の支払いや会社のタイムカード、学校の学生証など用途は広がっている」とある。駅の風景を大きく変えただけでなく、「スイカなど電子マネーの普及で硬貨の流通量は減少した。財務省が1年間に製造する硬貨は10年前に比べ3割減。『小銭の需要が減った』と担当者」というから、大きく言えば日本の通貨経済にも影響をあたえているわけだ。「小銭を扱わなくてもいい」、「毎回切符を買わなくていい」――交通機関の少額決済という誰にでも利便性の分かるサービスから始めたところが成功の一因だろう。 SuicaやEdyのような、わが国の非接触ICカードを用いた電子決済サービスは、ソニーの「フ
ブログでのスパコン関係の問いに大変多くの方々からご意見をお寄せいただきありがとうございました。 その多くは関係者からのご意見で、ポジショントークを超えた客観的なご意見が多く、両側の意見を併記していただいたコメントも多数あり、ありがとうございました。また、さまざまな関係、お立場からのコメント、ありがとうございました。 多くの方から、我々の問いにこれだけはっきりお答えをいただいているにもかかわらず、文科省からは相変わらず、答えらしいものが返ってこないところをみると、もはや文科省は説明をしないのではなく、説明をできないのではないかと思う。 高速のスパコンを開発するということは、科学技術の一分野であるスパコンの技術またはスパコンの開発技術そのものの分野を発展させるということと、高速のスパコンを使う環境を提供することによって日本の科学と技術を進歩させるという二つの目的があるはず。 しかし、文
108. 「スパコン 二番でもいいかもしれない」について(2011/11/15) 「京」というかHPCI推進プログラムがまた仕分けで取り上げられたのは 新聞等で報道された通りで、 11/14 にAICS視察があった模様です。 これについて、自民党の河野太郎衆議院議員がブログで記事を書いています。現在のところ スパコン 二番でもいいかもしれないと スパコン京への疑問の2本です。 まず最初のほうから 日本のスパコンは、スカラー型とベクター型をあわせたものでなければなら ないというのが当初の文科省の主張だったのに、ベクター型のNECと日立 が撤退し、あっという間に富士通のスカラー型のみのスパコンになった。 その際、スカラー、ベクターが必要だという当初の主張はどうなったのか。 誰がどういう理由でスカラー型、ベクター型の混合型を主張していたのか、 なぜ、それがスカラー型一本になったのか、なぜ、NEC
理化学研究所(理研)と富士通が共同で開発を進めているスーパーコンピュータ「京」。2011年6月にスーパーコンピュータの世界ランキングTOP500において世界一を獲得したのは記憶に新しい。2012年11月には京速(10ペタFLOPS)という世界最高レベルの性能で本稼働を開始する計画だ。 これほどの高性能をいかに活用するのか。京の開発・利用プロジェクトの中心人物で、理研・次世代スーパーコンピュータ開発実施本部プロジェクトリーダーの渡辺貞氏に京速スパコンの意義を聞いた。 最高レベルのスパコンは必要か。 スパコンの用途である科学技術計算分野では、性能は高ければ高いほどよい。なぜなら、計算の精度が高まり、より有効な結果が得られるからだ。身近な例として気象予報を挙げよう。もちろん、現在でも明日の天気ならおおよそのことは分かる。しかし、突発的・局地的に発生する集中豪雨の予測は難しい。もっと細かくて膨大な
レンズの口径が3.8メートルと国内では最大となる光学赤外線望遠鏡が、岡山県浅口市に完成した。将来の望遠鏡のために新しい技術を満載し、大きな割に機動的に動かせられる。宇宙で突発的に起…続き 銀河誕生の謎探れ 130億光年見通す望遠鏡の仕組み [有料会員限定] ケプラー宇宙望遠鏡が引退 太陽系外惑星を多数発見
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