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ブックマーク / blog.livedoor.jp/climatescientists (9)

  • 気候変動・千夜一話 : 原子力防災と気象学会・気象学者のかかわり - livedoor Blog(ブログ)

    2012年07月16日06:13 カテゴリ原子力事故科学者と社会のかかわり 原子力防災と気象学会・気象学者のかかわり 日気象学会(ウェブサイトはhttp://www.metsoc.or.jp)が、2011年3月の原子力事故の際にとった態度、とくに3月18日づけ(ウェブサイトに置かれたのは21日)の理事長から会員向けに出されたメッセージが、情報の流通をさまたげるものであり、住民の安全に役立つ情報を提供するという公共的役割からも、科学研究の自由という面からも、まずかった、という批判が多くあります。近ごろ、わたしは他の専門の科学者から聞きました。また、「雲の王」という小説を出された川端裕人さんが、集英社のウェブサイトのこのの紹介ページの対談の中で「失望した」「日の科学史に残る汚点」と論じておられます。 会員であるわたしから見ると、このメッセージは強制力のあるものとは感じられず(学会理事長に

    onkimo
    onkimo 2012/07/17
    大飯原発について、"シミュレーションをして結果を公開することは、福島の教訓の応用として当然行なわれるべきだとわたしは思います。まだ行なわれていないことにあきれております。" 強く同意。
  • 気候変動・千夜一話 : SPEEDIについてこのごろ思うこと - livedoor Blog(ブログ)

    2012年06月17日21:09 カテゴリ原子力事故 SPEEDIについてこのごろ思うこと 2012年6月11日のNHKニュースで「SPEEDIで実測も非公表」という報道がありました。 2011年3月15日に、文部科学省が、福島第1原子力発電所の北西のほうに人を出して放射線量を観測したところ、発電所北西約20kmの浪江町内の地点で330マイクロシーベルト毎時の線量を観測したのですが、この調査に行くという判断にはSPEEDIの結果を参考にしていたにもかかわらずそのことを発表せず、そのSPEEDIの計算結果を発表することも4月25日までしなかった、という話です。 この記事をめぐってはtwitter上で議論がありました。わたしは追いかけていませんでしたが、「政府は情報を隠した。けしからん。」という論調のものが多かったと思います。しかし、違った論調もありました。たとえば「Togetter」の「ニュ

    onkimo
    onkimo 2012/07/15
    たしかに、大飯原発稼働に関して、SPEEDI でシミュレーションをいっぱいやって結果を公開すべき。あれ、でも、なんかどっかで結果を見た気がするけど…。
  • 気候変動・千夜一話 : 「日経サイエンス」2012年8月号「太陽異変」 - livedoor Blog(ブログ)

    2012年07月13日02:30 カテゴリ地球温暖化に関する科学地球温暖化懐疑論について 「日経サイエンス」2012年8月号「太陽異変」 「日経サイエンス」の2012年8月号には「太陽異変」「竜巻の脅威」という2つの特集があります。ここでは太陽のほうをとりあげます。これはScientific Americanからの翻訳ではなく日独自の企画です。 気候変化の研究者から見て、太陽の変動は注目すべきもののひとつです。5月の気象学会の中で行なわれた講演会でも、天文学者との意思疎通をもっと進める必要があるという発言がありました (わたしの覚え書きは[別ブログ6月23日の記事])。だから、この企画がされたことはありがたいことなのです。ただし、雑誌編集者がつけたと思われる表題や導入文に、地球の気候が寒くなるだろうという期待をもたせそうなことばがならんでいます。中身を読んでみると「かもしれない」とは言え

    onkimo
    onkimo 2012/07/13
    あらら、masudako さんに先に書かれてしまいました。ほとんど同意見なので、書くことが無くなってしまった…
  • 気候変動・千夜一話 : 続・宇宙線がエーロゾル粒子形成に与える影響に関する研究の話 - livedoor Blog(ブログ)

    2011年09月27日10:56 カテゴリ地球温暖化に関する科学 続・宇宙線がエーロゾル粒子形成に与える影響に関する研究の話 [8月28日の記事]の続きです。 9月26日、RealClimateブログに、雲凝結核となるエーロゾルを研究しているJeffrey Pierce (ピアス)さんによる記事Cosmic rays and clouds: Potential mechanisms (宇宙線と雲: どんなしくみが考えられるか)が出ました。 CERNのCLOUD実験の動機になっているのは、(太陽変動→)宇宙線→イオン→大きさ1ナノメートル程度の硫酸エーロゾル粒子→雲凝結核(大きさ50ナノメートル程度のエーロゾル粒子)→雲という因果関係です。Pierceさんはこれを「雲・エーロゾルの晴天仮説」と呼んでいます。もともと雲がないところで、凝結核が多いほうが雲粒ができやすいという考えです。 深井 有

    onkimo
    onkimo 2011/10/01
    masudako さんによる RealClimate 記事へのコメント
  • 気候変動・千夜一話 : オーケストラ - livedoor Blog(ブログ)

    2011年09月08日22:55 カテゴリ雑記帳地球温暖化に関する科学 オーケストラ クラシック音楽のキーワードを含むトラックバックに直接こたえてはおりませんが、わたしもクラシック音楽のたとえ話をしてみることにします。 * * * イギリスの孤高の作曲家Richardson (リチャードソン)は第1次大戦の戦場で「6万人の交響曲」を書いた。スコアは1922年に出版されたが、それを演奏できるオーケストラはどこにも存在しなかった。作曲家自身が演奏を試みた練習曲は、パート譜が出版社に託されていたので演奏家もためしてみることができたのだが、すさまじい爆発音が聞こえるだけだった。 第2次大戦直後アメリカ東部のプリンストンで、ハンガリーから来た起業家von Neumann (フォンノイマン)がIAS合奏団を結成し、数人の演奏家を雇ってみたものの、それぞれがパートを練習しているだけで合奏にならなかった。

    onkimo
    onkimo 2011/09/13
    マニアにはとてもおもしろい。爆発するオーケストラって、いいですね。今でもちょっと油断するとすさまじい爆発音が www
  • 気候変動・千夜一話 : 宇宙線がエーロゾル粒子形成に与える影響に関する研究の話 - livedoor Blog(ブログ)

    2011年08月28日23:25 カテゴリ地球温暖化に関する科学 宇宙線がエーロゾル粒子形成に与える影響に関する研究の話 「再生可能エネルギーに関するIPCC報告書が出ました」の記事に、「Cern」さん(CERN=ヨーロッパ原子核研究機構の関係のかたではないようですが)から次のような質問がありました。 2011年08月28日 21:25 CERNから宇宙線と雲の関係についての研究成果が報告されているらしいですが、CO2は温暖化への影響がないという可能性は出てくるんでしょうか?当方シロウトですが、気になります。 この論文のことですね。 Jasper Kirkby et al., 2011: Role of sulphuric acid, ammonia and galactic cosmic rays in atmospheric aerosol nucleation. Nature, 47

    onkimo
    onkimo 2011/08/30
    出来た硫酸の粒子は雲核の前段階、宇宙線の変動は 11 年周期だが温暖化はもっと長い期間の上昇傾向
  • 気候変動・千夜一話 : 放射対流平衡とCO2による温暖化 - livedoor Blog(ブログ)

    2011年02月19日18:14 カテゴリ地球温暖化に関する科学地球温暖化懐疑論について 放射対流平衡とCO2による温暖化 「このブログについて」という記事にコメントがありました。このブログを始める前の、2006年2月18日にあった討論会のことが話題になっています。 その討論会に、わたしは講演者ではなく聴衆のひとりとして出席していました。全体討論の時間に、槌田敦さんの講演について、放射対流平衡というのは熱力学的平衡ではない、地球が宇宙空間に出す放射の代表高さは固定されていない、という2つのコメントをしたと記憶しています。しかし、短くそれだけ述べただけでしたので、槌田さんにはその意味をわかっていただけなかったようですし、ほかの聴衆のかたにもわかっていただけなかったのではないかと思います。ここで説明をしなおしてみることにします。 二酸化炭素がふえるとどのくらい気候が温暖化するかという定量的見通

    onkimo
    onkimo 2011/02/20
    槌田さんの勘違いの指摘。明白なことなんだけど、槌田さんの支持者たちは無視し続けそうです。
  • 気候変動・千夜一話 : 地球大気の温室効果に対する水蒸気と二酸化炭素の役割 - livedoor Blog(ブログ)

    2010年08月28日13:37 カテゴリ地球温暖化に関する科学 地球大気の温室効果に対する水蒸気と二酸化炭素の役割 現在の地球の大気の温室効果にとって、二酸化炭素は水蒸気につぐ働きをしている気体成分です。人によっては、「水蒸気が温室効果の98%をしめて二酸化炭素は2%以下にすぎない」などという数値を示す人もいますが、その根拠が不明でした。 東京大学IR3SからIR3S/TIGS叢書として公開されている「地球温暖化懐疑論批判」の中では「議論26」でこの話題を扱いましたが、そこで二酸化炭素の寄与は20から30%と見積もった例があるとして紹介したのは、Gavin Schmidt (ガヴィン・シュミット)さんがRealClimateというブログに書いたWater vapour: feedback or forcing?という記事(2005年4月6日)でした。SchmidtさんはアメリカNASA

    onkimo
    onkimo 2010/08/29
    気体など要素別の温室効果を計算。むずかしいけど、なんとかなった。CO2 は20% ぐらいだそうで、むにゃむにゃ。難しい話だけど、大まかで条件付きの数字とはいえ出てきたのはうれしい。
  • 気候変動・千夜一話 : IPCCとヒマラヤの氷河の件など、「ウェッジ」4月号の伊藤公紀氏の評論について - livedoor Blog(ブログ)

    2010年03月29日00:21 カテゴリ地球温暖化懐疑論について IPCCとヒマラヤの氷河の件など、「ウェッジ」4月号の伊藤公紀氏の評論について わたしは、このブログをいわゆる温暖化懐疑論への反論ばかりにするつもりはありません。温暖化の脅威を強調しすぎる議論や、確かでないことを確かであるかのように言う議論にも反論しておく必要があると感じています。また、もっと積極的な科学の話題の紹介や議論もしたいと思います。しかし、このところ、温暖化懐疑論があまりに勢いづいているので、それに対してもんくを言いたいことが多くなってしまいます。 雑誌「WEDGE」(ウェッジ)の4月号に、伊藤公紀さんの「IPCC崩壊、それでも25%削減掲げ続けるのか」(81-84ページ)と赤祖父俊一さんの「CO2起因論はなぜ正説らしくなったのか」(85-86ページ)という評論がのっています。ここでは、そのうち伊藤さんの評論につ

    onkimo
    onkimo 2010/04/04
    で、伊藤さん記事に対する増田さんの批判。いつもながら冷静に真っ当な批判をされている。
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