茨城県那珂市飯田の水田に、除草剤を散布する無線操縦型のホーバークラフト(長さ1・5メートル、幅1メートル、重さ20キロ)がお目見えし、農作業の省力化に一役買っている。 このホーバークラフトは市内で肥料店を営む海野敦之さん(44)所有。3年前に海野さんが県内で初めて取り入れ、国内では現在、30台ほどが出回っている。 リモコンの無線操縦で最大時速20キロで水田内を走り回り、除草剤を散布する。手作業では水田10アールで10分ほどかかる散布もホーバークラフトなら1分半ほどで終わるという。 さらに、船体を空気圧で浮上させて走ることから、海野さんは「田んぼに足跡もつかずに、スピーディーかつ正確に散布が出来るので便利」と話している。