<世界中の目をくぎ付けにした少年たちの勇気と奇跡的生還の物語。「第一級のハリウッド大作」の争奪戦が始まった> タイ北部のチェンライ県で洞窟に閉じ込められたサッカー少年たちが、ひとりまたひとりと救出されるなか、ハリウッドの映画プロデューサーたちの目は早くも次の大ヒット作に向けられていた。 オーストラリアのニュースサイト「news.com.au」が報じたところによれば、アメリカの撮影クルーがタイのチェンライ郊外の救出現場へ赴き、少年たちの所属するサッカーチーム「ワイルド・ボアーズ」の物語を描く映画の準備を始めているという。 11歳から16歳までの少年12人が、成人のコーチ1人とともに行方不明になったのは、6月23日。捜索は9日間に及び、世界中が最悪の事態を予想したなかで、浸水した洞窟の入り口から4キロほどの場所で、閉じ込められている少年たちが発見された。 3日がかりの救出作戦で、少年たちとコー