【4月11日 AFP】米国のロバート・F・ケネディ・ジュニア厚生長官は10日、自閉症の「流行」の原因を調査する大規模研究を当局が開始したと発表した。 ケネディ氏はテレビ中継された閣議で、「世界中から数百人の科学者が参加する大規模な試験・研究プロジェクト」によって、「9月までに自閉症の流行の原因を突き止め、それにさらされる状況を排除することが可能になるだろう」と述べた。 ワクチン懐疑論者で、かねて小児ワクチンと自閉症を結びつける誤った説を唱えてきたケネディ氏は、近年自閉症が爆発的に増えていると主張。「自閉症の割合は、私が子どもだった頃は1万人に1人程度だったものが、直近の数字では31人に1人になると考えている」と述べたが、数字の出典や詳細は示さなかった。 米疾病対策センター(CDC)は現在、米国の子どもにおける自閉症の割合を36人に1人としており、かつての150人に1人という割合に比べて大き
