米欧が金融緩和にかじを切り始めるなか、6年半にわたり異次元緩和を続けてきた日銀の黒田東彦総裁がインタビューに応じた。米中貿易戦争の混迷が深まり、世界経済は「さらに下方リスクが高まっている」と警戒レベルを高めた。現在はマイナス0.1%の短期政策金利について「深掘りは従来から示している4つのオプションに必ず入っている」と述べ、追加緩和の手段としてマイナス金利の深掘りが選択肢であることを認めた。【関連記事】黒田総裁「米の逆イールド、景気後退の前兆でない」世界では米連邦準備理事会(FRB)が7月に10年半ぶりに利下げを実施し、欧州中央銀行(ECB)も今月の理事会で緩和に踏み切る公算が大きい。黒田総裁は「米経済が深刻な景気後退になる可能性が高いとは思わない」と述べつつも、
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