[ジュネーブ 7日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は7日、感染症の世界的大流行が再度発生した場合に備え準備を整えておく必要があるとし、各国に対し公衆衛生に投資を行うよう呼び掛けた。 ロイターの集計によると、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は2019年12月に中国で最初の感染が確認されてからこれまでに世界で少なくとも2719万人が感染、88万8326人が死亡した。 テドロス事務局長はジュネーブで行った記者会見で、「これが最後のパンデミック(世界的大流行)になるわけではない。歴史を振り返れば、人類は感染症の大流行に繰り返し見舞われてきた。次の大流行が発生した時には、世界的に今回よりも周到な準備が整えられている必要がある」と述べた。