今回のテーマは「トランプ邸家宅捜索と中間選挙」である。米連邦捜査局(FBI)は8月11日、ドナルド・トランプ前大統領の南部フロリダ州にある邸宅「マーラ・ア・ラーゴ」を家宅捜索し、最高機密文書を押収したと発表した。FBIによるトランプ氏に対する刑事捜査は、本格化しているとみてよい。 果たしてトランプ大統領は、刑事責任を免れることができるのだろうか。24年米大統領選挙への出馬にどのような影響を及ぼすのだろうか。そして、今後どのような展開になるのだろうか――。 刑事責任の可能性 米紙ワシントン・ポスト電子版は8月12日、FBIがトランプ前大統領の邸宅から「最高機密(Top Secret:TS)」と記された4点の文書を含む11点の機密情報を押収したと報じた。米ABC ニュースによれば、その中には最高機密よりも1段階上の「機密隔離情報(Sensitive Compartmented Informat
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