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ブックマーク / globe.asahi.com (9)

  • 【遠藤乾】支援を渋る豊かな国、募るイタリアの恨み EUの機能不全を避ける道は:朝日新聞GLOBE+

    ――新型コロナの感染拡大で、EU加盟国の中でも入国制限が導入されました。EUの理念に反するのではないですか。 3つのことが言えます。まず感染症を含む公衆衛生はEUでなく加盟国のコンペテンス(権限)。EUにできることは限られています。 EUはその範囲で、域内市場や移動の自由への制限をできる限り少なく、例外的なものにとどめようと努力していますが、危機の時に国家主権が前面に出てしまうのは想定されていることです。 ただ、そうは言っても、加盟国レベルの単独行動が目立ち、ひどかったよねというのが2点目。当初はマスクや医療機器の輸出を規制するなどして、ドイツが他の国を助ける姿勢をまったく見せなかった。その後少しずつ修正し、患者をイタリアから引き受ける形でソリダリティー(連帯)を示すようになりました。3点目は、医療の連帯も大事だけれど、丸は(統一通貨の)ユーロだということです。 欧州中央銀行部=和気真

    【遠藤乾】支援を渋る豊かな国、募るイタリアの恨み EUの機能不全を避ける道は:朝日新聞GLOBE+
    ookitasaburou
    ookitasaburou 2020/05/20
    “ただ、そうは言っても、加盟国レベルの単独行動が目立ち、ひどかったよねというのが2点目。当初はマスクや医療機器の輸出を規制するなどして、ドイツが他の国を助ける姿勢をまったく見せなかった。その後少しずつ
  • どんどん寿命が短くなるアメリカ人 専門家「この国で何かが起きている」:朝日新聞GLOBE+

    白人層の中に薬物中毒やアルコール依存症などに苦しみ、「絶望死」する人たちが増えているという(写真は文と関係ありません。写真はpicture-alliance/dpa/AP Images)

    どんどん寿命が短くなるアメリカ人 専門家「この国で何かが起きている」:朝日新聞GLOBE+
    ookitasaburou
    ookitasaburou 2020/01/07
    “ウォルフは研究で明らかになった一例として、超過死亡数が地理的に偏っており、四つの州で全体の3分の1を占めていたと指摘した。これらの州はオハイオ、ペンシルベニア、ケンタッキー、インディアナだった。”
  • 新たな「通貨」次々と生まれる時代 金融政策のありようは変わるのか:朝日新聞GLOBE+

    ――フェイスブックが今年6月に構想を発表したデジタル通貨「リブラ」をどう見ていますか。 1年ほど前、著書「金融政策に未来はあるか」で、リブラのように見合い資産を持つ仮想通貨について、手に触れたものすべてを黄金に変える能力を与えられたギリシャ神話のミダス王にちなみ、「ミダス」と名づけて議論を展開しました。ドルや円などの法定通貨に対する競争者としてミダスを位置づけましたが、リブラはミダスのようなもので、他にもミダスはいくらでも出てくるでしょう。ミダスや中央銀行のデジタル通貨など様々な通貨が競い合う時代が到来すると思います。 ――リブラは世界共通通貨になりえますか。 フェイスブックは「金融包摂」という言葉を使って、金融サービスを受けられない人たちにリブラを提供する、と言っているが、ひとつひとつの国・地域で事情が違うのを、まったく理解していない。自分が主導するという発想で、独裁者になろうとしている

    新たな「通貨」次々と生まれる時代 金融政策のありようは変わるのか:朝日新聞GLOBE+
  • 研究で見えてきた 100歳の心には、まったく別の幸福の世界がある:朝日新聞GLOBE+

    2017年11月、東京都健康長寿医療センター研究所で行われたSONIC調査の様子 photo:Yukari Takahashi 85歳を超えて感じる「超越的な価値観の世界」 「老年的超越」はスウェーデンの社会学者、ラルス・トルンスタムが1989年に提唱した概念。85歳を超える超高齢者になると、それまでの価値観が「宇宙的、超越的なもの」に変わっていくという。①思考に時間や空間の壁がなくなり、過去と未来を行き来する②自己中心性が低下し、あるがままを受け入れるようになる③自分をよく見せようとする態度が減り、質が分かるようになる、といった特徴がある。 日でも、2010年から7年にわたる高齢者約3千人へのインタビューや分析の結果「老年的超越」が裏付けられた。仕事を引退し、体力が衰え始める60~70代では、できないことが増えることに不安が募り、々とした気持ちが高まるが、85歳以上になると超越する

    研究で見えてきた 100歳の心には、まったく別の幸福の世界がある:朝日新聞GLOBE+
  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|カナダ・サバイバル 超大国の隣で How Canada Survives:Reading the Ice -- 財政・金融、「カナダ見習え」

  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|全国民の課税所得を公開 公平さ徹底するスウェーデン

    [Part1] 全国民の課税所得を公開 公平さ徹底するスウェーデン 「ギリシャの国民は『税金を払うのはバカだ』と考えているのでは」。スウェーデンの政府高官は、脱税が横行するギリシャへの怒りを隠さない。「もし、スウェーデンで、所得をごまかしたことが分かったら、近所のバーベキューにも顔を出せなくなるよ」 隣人に所得のごまかしが分かる……。この国では十分に起こりうることだ。 個人の課税所得が検索できる端末。全国の税務署に設置され、誰でも使うことができる=スウェーデンの国税庁で 浜田撮影 「この端末は全国の税務署にあって、誰でも使えます」。ストックホルム近郊にある国税庁の一室。職員が自分の個人番号を打ち込んだ。「2008年の私の課税所得は52万3341クローナ。払った税金は17万1051クローナと表示されています」 続く言葉に驚いた。 「すべての国民の個人番号と住所、課税所得は公開情報です。国税庁

  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|金融危機と中央銀行01 急変した景気、シナリオは狂った(1/2)

    12月19日午後、記者会見にのぞんだ日銀総裁・白川方明の表情は硬く、疲れが滲(にじ)み出ていた。 政策金利を0.3%から0.1%に引き下げた。個別企業の資金繰りを助ける支援策にも踏み込んだ。 「異例中の異例の措置です」。白川はそう強調したが、声に力はない。 利下げを期待していた政府や経済界に歓迎ムードが広がる中、日銀内部には無力感も漂った。「政策委員会はついこの間、何のために激しい議論をしたのか」 中堅幹部は空しさを隠せなかった。「総裁は、あれほど市場機能が大切だと訴えていたはずなのに」 わずか50日前のことである。 10月31日。日銀行8階、ダークブラウンの壁に囲まれた会議室は、緊迫感に包まれていた。 「利下げ幅は0.2%とし、金融市場がしっかり機能するようにしたい」 「いや、金利変更は0.25%にすべきだ」 大きな円卓の周りに座っていたのは、日銀総裁、副総裁、審議委員、政府代表の計1

    ookitasaburou
    ookitasaburou 2012/01/26
    2008年12月22日
  • 朝日新聞の新紙面|朝日新聞グローブ (GLOBE)

    白川方明(まさあき)・日銀総裁。59歳。今春、与野党対立の思わぬ展開のなかで就任した学者肌の総裁を、ほどなく世界金融危機が見舞う。株価は低迷し、急速な円高に輸出企業は悲鳴を上げる。日銀は10月末、7年7カ月ぶりに利下げに踏み切った。さらに今月、追加の利下げと資金供給策を打ち出した。 世界同時不況の震源となった米国では、連邦準備制度理事会(FRB)が、この1年で政策金利を約4%も引き下げた。欧州中央銀行(ECB)も利下げを繰り返し、イングランド銀行(BOE)の政策金利も歴史的といえる低さだ。しかし、今なお、金融市場の麻痺(まひ)は続いている。 今回の米国発のバブル崩壊の影響のすさまじさに、世界はおののく。各国の中央銀行や政府は、何をなすべきなのか。日銀は、そして白川は、日経済を救えるのだろうか。

    ookitasaburou
    ookitasaburou 2012/01/22
    2008年12月22日
  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|金融危機と中央銀行02 白川流。常識を疑う常識人(5/6)

    白川は、数年前まで、日銀内部で副総裁候補ですらなかった。 入行の2年後輩の稲葉延雄(現・リコー特別顧問)が、副総裁、そして総裁候補の「命」だった。稲葉は、若いころから金融政策を担当し、1998年に施行された日銀法の改正作業でも、日銀内で中心的な役割を担った。 他にも、やはり日銀法改正にかかわり人脈の広い三谷隆博、国際派の平野英治ら、理事を経験した有力候補がいた。 最近になって白川の存在感が増してきたのは、日銀幹部に、海外の中央銀行幹部と対等に話ができる経済学の専門知識が求められるようになったためだ。ただ、福田政権が今年春、白川を副総裁に指名したのは、意中の総裁候補が武藤敏郎(当時、日銀副総裁)だったことも大きい。 財務事務次官を経験した武藤は各界に太いパイプがあり、調整能力にたけている。理論派の白川は、武藤と組み合わせるのにちょうどよいと目された。この時点では、あくまで白川は「知恵袋」と

    ookitasaburou
    ookitasaburou 2012/01/22
    最近になって白川の存在感が増してきたのは、日銀幹部に、海外の中央銀行幹部と対等に話ができる経済学の専門知識が求められるようになったためだ。ただ、福田政権が今年春、白川を副総裁に指名したのは、意中の総裁
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