政府・日銀が11日に続き、12日にも円買い・ドル売りの為替介入をしていた可能性が高まった。日銀が16日公表した資料から推計した市場関係者によると、2兆円規模の介入とみられる。政府・日銀は11日夜に3兆円規模とみられる介入に踏み切ったことが明らかになっており、推計通りなら2日連続での実施となる。 日銀が公表した当座預金残高に関する資料を分析したセントラル短資によると、残高見通しが事前の想定よりも大幅に減少しており、同社の高浜陽介氏は「2兆円規模の介入だったのではないか」と指摘する。 12日のニューヨーク外国為替市場は、米国物価関連指標の発表前は1ドル=159円前後で推移。発表直後に急上昇し、1円以上円高・ドル安が進み、介入への警戒感が高まっていた。 16日午後5時時点の東京市場の円相場は、前週末と比べ72銭円高・ドル安の1ドル=158円49~51銭で取引された。【竹地広憲】
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