イタリアのベネチアが1m87cm の高潮に見舞われて、市内の8割が浸水しているとの事である。主たる原因は大雨の影響でアドリア海の水位が上昇、他に地下水汲み上げによる地盤沈下やお馴染み地球温暖化もあるらしい。 元来、潟の上に出来た都市であり、これまでに幾度も高潮に見舞われているとは言っても、これは「水の都」とは意味合いが全く違う。 詳細は不明ながら、サンマルコ寺院にも深刻な被害が及んでいると言うが、フランスのノートルダム寺院といい、世界的大聖堂はご難続きである。 かって日本ではベネチアの事を英語風にベニスと呼んでいた筈で、男装の麗人ポーシャが、ユダヤ人高利貸シャイロックが契約通り、貸した金の形に肉1ポンドを要求するのを、「肉はええけど、血はあかん」と屁理屈を捏ねてやっつけしまうという、シェークスピアの有名な喜劇のタイトルは「ベニスの商人」だった。 それにしても C.ディケンズの「クリスマス・
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