僕はいつものように学校から帰ってきてお兄ちゃんちに行く。 「そういえばね、美姫さん 自分のこと『思春期かも~』って言ってたよ。」とお兄ちゃんに僕は報告する。 「母さん、思春期終わってないのかもな。大人って感じもしないし。」とお兄ちゃんが笑う。 と急にお兄ちゃんが何か思い出したらしく 「ショウ。反抗期は気をつけろよ。」と僕に言った。 「いや、反抗もしたくなるよ。」と僕が言うと 「絶対に後悔するぞ。」とお兄ちゃん。 「何で?」と僕が聞くと 「母さん、兄ちゃんが反抗期の時に何したと思う?」とお兄ちゃん。 「何だろう?」僕は頭をかしげる。美姫さんの行動は予測がつかないから全くわからない。 「兄ちゃんがイライラしていると『あら、イライラしているのね。』って言ってな。『こうちゃんに甘いお菓子を買ってきてもらおうね。』って言ったり、イライラしているのをあたたかい眼差しで見ていたり……。」とお兄ちゃん。
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