iPhone X が発表されて間もなく、ディスプレイの「切り欠き」については至るところでちょっとしたイジリ合戦が始まっています。中には実際に信じてしまっている人もいるほど秀逸なものがありまして、それがこちら。 思わずクスッときてしまいますが(笑)、まあ当然こんなことにはなりません。 iPhone X にはディスプレイの上下左右に iOS の占有領域が存在し、それ以外(アプリのタッチイベントを認める領域)を Safe Area と呼ぶようです。Safe Area の外にある上部領域にはステータスバーとして時計やアンテナのインジケータなど iOS のシステムアイコン等が並び、下部の領域には iPhone X で導入された「ホームバー」が存在することになります。 では iPhone X の Safari で Web サイトを表示した場合に一体どのようになるのか?それを Web 上の情報を元にまと
今更だけど「マテリアルデザイン」がスゴイ。デザイナーだけでなくノンデザイナーもその考え方を知っておく価値があると思う。 マテリアルデザインは2014年〜Googleが提唱している考え方だ。主にアプリやWebサイトに採用される。Googleのサービスにはだいたいマテリアルデザインが採用されている。はじめの一步としては「マテリアルデザイン=Googleっぽいデザイン」と考えるとイメージが湧きやすいのではないかと思う。 Google+、Google Map、Gmailなんかは典型的なマテリアルデザインと言える。 マテリアルデザインの何がスゴイのか 「マテリアルデザインとは何か」と合わせてそのスゴさについて解説していく。 1. 厳密なガイドライン よく比較される「フラットデザイン」とはここが決定的に異なる。フラットデザインは誰かが「こうやって作るもんだぞ」と提唱したわけではない。明確なガイドライン
使いやすく、心地よいホームページには、必ず根拠があります。 「使いやすい」「心地よい」という感覚を生み出す重要な要素の一つが、UI/UXです。 どれだけ素晴らしいコンテンツが用意されていたとしても、UI/UXが優れていなければ長期的に利用してもらうことはできないでしょう。 今回は、ホームページやアプリの中で「インターフェイスのデザインやユーザー体験が素晴らしい」と話題になったものご紹介します。 UI/UXが優れている!Webサイト・アプリ9選 1. Stripe Radar https://stripe.com/radar Stripe Radarは、従来の決済システムと異なり、機械学習を取り入れた誰でも簡単に導入できる決済システムです。 トップページはマウスで動かして機能性を確認できる多面体で、傾けて奥行きをつけた動画の配置、紫色が特徴のグラデーション、シンプルなアニメーションなど、見て
スマートフォン対応サイトで右上や左上にある「≡」こんな形の三本線のメニューはいわゆるハンバーガーメニューと言いますが、ハンバーガーメニューのデザインに関してA/Bテストを行っていた記事があったので紹介します。 ●ハンバーガーメニューのデザインパターンハンバーガーメニューは色々なデザインがあって、例えば以下の様なパターンがあります。(サイトイメージは「グラシン工房」から) まずはBootstrapの標準に近い形式。三本の線があるだけのパターン。 次に三本の線のしたにメニューという文字を配置して、アイコンの意味を説明するパターン。 三本線を線(border)で囲い、ボタンらしく見せるデザインのパターン。 他にもいくつかデザイン・表現方法がありますが、それは前に書いた「【Web制作】スマートフォンサイトのメニューのアイコンデザイン・表示を比べてみた」の記事をご覧ください。 ●アイコンだけ・文字付
デバイスがどのように進化しようが、アプリの時代になろうが、ユーザビリティは変わらず求められるものです。Web/IT業界では「使いやすさ」という意味で気軽に使われる言葉ですが、奥は深く、原論を解説した書籍もいくつか出ています。 学術的な解説はそういった書籍に任せるとして、ここでは、経験の浅いデザイナー、あるいは非デザイナー(ディレクター、Web担当者、エンジニアなど)向けに、ユーザビリティの向上に繋がる基本的な要点をまとめてみました。 ボタン、テキスト、コピーなど ボタンやテキストのデザインは、ユーザビリティを左右する大きなポイントです。表面的な美観に流されず、ユーザ視点で考えていきましょう。 1:ボタンじゃない要素は、ボタンと似たデザインにしない ボタンのデザイン次第で、サイトやアプリの使いやすさは大きく変わります。特に、ボタンでない要素にボタンのようなデザインを施すことは、どこが押せるの
いま『ビッグオー駆動型開発』とよばれる開発手法が、業界の一部で注目を集めている。 その理由は非常にシンプルだ。『ビッグオー』は非常に安価で簡単な手法でありながら、従来の開発手法に比べ劇的にUIやUXを改善できるためである。 製品コンセプトのような上流から、ボタンのレイアウトといった下流工程、さらにはグロースハックやプロモといったリリース後のフェイズまで一つの手法でユーザビリティを評価できる。この汎用性がビッグオー駆動開発の大きな特徴であり、導入時の利点となる。 今回はこのビッグオー、の概要と具体的なやり方について論じたい。TwitterのUI拡張予言以来、久しぶりのUI系エントリである。 ビッグオー駆動開発とは何か? ビッグオー駆動開発は、正式には『OKAN Driven Development(オカン駆動型開発)』とよばれる開発手法である。 これは自分のオカンを指標とすることで、低コスト
「画面」のデザインは、エンドユーザーから見た「プロダクト」との唯一の接点。超大事。 そんな画面のデザインにまつわる、エンジニアが「いじる」ときに気をつけると、もしかしたら面倒が減って争いが減ってみんなが幸せになれるんじゃないかなあ、とか、そもそもの設計上で考慮できると、もしかしたら使う人たちが幸せになれるんじゃないかなあ、というポイントを、思い付きで書いていくので、あとは誰か整理してほしい的な投げやり感あふれるアレコレ。デザインとコーディングの話を混ぜて書いてます。 空白の理由を考える編 その1. 空白にまつわる認識の相違 例えば、Tumblrのダッシュボード。右肩のメニューの隅までちゃんとレイアウトされてるなーって感じがします。 でも、もしあなたが「空白を理解しないエンジニア」だった場合、こんな感じにコーディングしてしまうかもしれません。 (※画像はイメージです) 「なーんか、素人感があ
「基本的に運営側がすることが正しいんですよ Webの世界ってそういう論理で動いてるんですよ」理論 実はここで言われている@masarakkiさんの意見はすごくわかる。「最高にクール」なUIがクソユーザー(便宜上、UIの良さがわからないユーザーを本エントリではそう呼ぶ)によって阻止されるのは中の人としては決して喜ばしいことではない。 ユーザーは「最高にクールなUI」がわかるか? まずこの問いから始めたい。一般ユーザーは「最高にクール」なUIがわかるか? 答えはNOだ。彼らは「使いやすい」UIはわかっても「クール」なUIはわからない。そして「使いやすい」というのは結局各人の主観に依るものなので、この「使いやすい」UIというのは参考にはできても信用はできないものである。 この話を読んで真っ先に思い出した1つの話がある。 フラットデザインや新機種が評判どうか、というのはAppleにとっては意味が無
昨日、ウェブサイトのリーダビリティに関する記事を配信しましたが、意外と好評でした。ということで、2匹目のドジョウを狙って今回はユーザビリティについての記事を紹介したいと思います m(__)m ウェブデザイナーにもSEO担当者にも、基本ながら一読の価値ある内容。 — SEO Japan ユーザビリティは、ウェブサイトにとってものすごく大切なことだ。訪問者が素早く簡単に楽しくウェブサイトにアクセスしてそれを使うことができなければ、ウェブサイトの外観がどんなに格好良くても、コンテンツがどんなに素晴らしくても関係ないのだ。訪問者の多くは、ただ諦めて他のどこかに行ってしまうだろう。 それでは、どうやってできる限り使い易いウェブサイトを作ればいいのだろうか?あなたはラッキーだ。だって、この記事ではあなたのウェブサイトのために20個のユーザビリティの秘訣を特集しているのだ。テクノロジーは常に変化するため
みなさんは、サイトをスクラッチで作る時にどうされていますか? HTMLやCSSをイチから作り込んでいくのは大変ですよね。 フリーでHTMLやCSSのテンプレートもいろいろありますが、デザイン要素がガチガチで修正しづらかったり、あまりにもシンプルすぎて結局ゴリゴリ作らないといけなかったりします。 最近だと、Twitter Bootstrapが使いやすくて、いろんなサイトでも使われています。 特にウェブ系のスタートアップは、ほとんどがTwitter Bootstrapをベースにしているんじゃないかというぐらいよく目にします。 しかし、どれもこれも同じような見た目になっちゃってて、デザイン的にはちょっと残念な感じがします。 Twitter Bootstrapを使うと、なぜここまで似てしまうのか? それは、 パーツが完璧に揃いすぎている! のが原因です。 Twitter Bootstrapがバージ
SuperPopCamとか作ったときに、体系的な資料欲しいなぁーとか思ってたことのまとめ。 色々と自分の中の考えをまとめるためのメモ。世の中のアプリは機能を半分にして、減った予算分をUIの練り込みにつぎ込んだ方が絶対よいアプリになると思う。 書いてる作業が一番考えまとまるので、ちょぼちょぼあげていこうかと、まずはボタンから。 指の大きさの制約を受ける ・Webとスマホを比較した場合、最大の違い。 ・ピクセル単位でクリック位置を制御できるマウスポインタと違い、指は大雑把にしかタップ位置を指定できない。 ・このためAppleはボタンの最小サイズとして44pxというガイドラインを作っている。 ・視覚的に44px以下のボタンも実際のヒットエリアは大きめにする。 ・またこれに留まらず、ボタンとボタンの間のマージンは空けられるだけ空けた方が安全。 ・つまるところ「カッチリ」つめたボタンレイアウトのグラ
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