情報・計算工学センター(JEDIセンター)が開発した、高信頼性のリアルタイムOS(RTOS: Real Time Operating System)が、いよいよ、H-IIBロケット3号機*に搭載され、初めて宇宙に向けて旅立ちます。このRTOSは同ロケットに搭載される新型の誘導制御計算機(GCC)と慣性センサユニット(IMU)に含まれる宇宙用のマイクロプロセッサHR5000の上で動作します。 このRTOSは、μiTRON4.0に準拠し、TOPPERSプロジェクトの一つとしてHRP(High Reliable Profile)カーネルを名古屋大学大学院情報科学研究科組込みシステム研究室(高田・冨山研究室)と共同で開発し、また独自の安全性確保のためにSafetyカーネルを開発し、組み込んだものです。ひとつのソフトウェアに障害があっても、ほかのソフトウェアに影響が波及しないようにする仕組みを持つな