「メインフレームからLinuxなどのオープン系サーバーに移行したことで運用コストを年間約1億2000万円削減した」---高知県 政策企画部情報政策課主任 吉本幸弘氏は2008年6月10日,日本HPとレッドハットが開催したセミナーで講演し,同県のダウンサイジングを紹介した。 高知県は2000年から2007年にかけ,2台のメインフレームで稼動していた約120のシステムをオープン系サーバーに移行した。移行は2期にわけて行い,2007年6月に2台目のメインフレームを撤去した。 1台めは,2000年から2001年にかけてUNIXサーバーへ移行した。業務は財務会計と給与システムである。この際,移行のための手順を開発し,特許も取得した(特許第3777135号)。その特徴は,既存のCOBOLアプリケーションを変換してオープン系サーバーで稼動させること。「業務アプリケーション部分へはほとんど手を加えることな
![「メインフレームからLinuxなどに移行,年間1億2000万円削減」,高知県](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)