2012/12/0413:29 カテゴリ モルモットという代償 精神科医療についての最大の誤解は、治療によって良くなると一般に思われてしまっていることだ。たしかに、一時的に状態が良くなることはある。しかし、治癒率は3%とも言われる世界なのだ。そもそも精神疾患など科学的な概念ではなく、社会的に作られた制度的概念だと考えた方が正しい。精神的に社会的に適応できなくなった時、周囲は患者に病気というレッテルを貼ることで、治療するという美名のもとに社会から排除する。患者の側もまた、治療を受けることで生き延びることが出来る。治療を拒否し、社会に適応できない精神状態の者がどういう運命を辿るかは書くまでもあるまい。 世界の精神科学会はどんどんと病気の範囲を広げて行く。今までは病気でなかったことが病気とされる。これは一つには、精神科医、カウンセラー、製薬会社の市場拡大が目的だ。二つ目には、社会における精神科医
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