新型コロナウイルス問題を受け、全国1万人に自動車を無償提供する「ガリバークルマ支援」のロゴマーク(イドム提供) 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い緊急事態宣言が出るなかでも、移動が必要な人々を支援しようと、中古車事業「ガリバー」などを運営するIDOM(イドム)は15日、全国1万人に自動車を最大3カ月間無償提供する特別事業の申請受け付けを開始した。主に無料通信アプリ「LINE」の特設アカウントから受け付け、利用用途などで審査して貸し出す。 「ガリバー新型コロナウイルス対策クルマ支援」として、在庫車両を活用。医療機関の検診、飲食・小売店の配送、在宅勤務が不可能な現場への通退勤といった仕事用に加え、介護や通院で移動が必要な人々も想定している。最大3泊4日の短期利用枠も用意した。 イドムがもともと行っている車の定額利用(サブスクリプション)サービスでは、3月以降の問い合わせが前月比2倍に急増した。