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ブックマーク / www.orangeitems.com (17)

  • 内部監査の限界 - orangeitems’s diary

    先日発表された「株式会社日カストディ銀行 ガバナンス検証第三者委員会の調査・検証報告書」に考えさせられた。 ・調査・検証報告書 https://www.custody.jp/news/pdf/news_cbj/20240419_report1.pdf ・調査・検証報告書(要約版) https://www.custody.jp/news/pdf/news_cbj/20240419_report2.pdf 要約版だけ見ても理解できるだろう。 ガバナンス機能が欠落していた、と一言で言えば簡単だが、これらの件は誰が止めることができたのだろうか。 社内で自浄作用を働かせるとして、役員レベルで「こうしなさい」と内部監査人含め現場に命令が飛んだら、何も言えなくなるんじゃないかな。 内部監査人の指摘は役員レベル以上の重みを持つのなら発言ができるが、それこそ権限がおかしいことになる。内部監査の結果を役員が

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  • なぜ就職氷河期世代にはタフな人が多いのか - orangeitems’s diary

    社会人生活後半戦のまっただ中だが、幸せなことにそれなりの職位を得ている。色々あったけれど、結果良ければ全て良し。これは私にピッタリの言葉だなと、噛みしめる。プロセスは散々なことも多かったし、なんでここにいるのかはよくわからない。ラッキー。 今のポジションになるまでには、当は色々な教育を受けているべきだった。でも、IT業界であるあるなのか、現場でのトレーニング(いわゆるOJT)ばかりで経験だけでラーニングしてきたから、振り返るとやらなくていい失敗をたくさんしてきた。多分に、一般的に考えてものすごく多い。ただ、負けず嫌いなのと自信過剰なのと、そして打たれ強い忍耐まで重なって、繰り出す球数だけ異常に多かったので、確率論として当たりを引き当てることができただけだと思う。人はそれを運がいい、というけど、宝くじを全部買い占めれば絶対当たるわけだし、競馬で全頭の単勝を買えばどれか当たるわけだし、当たる

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  • インフラエンジニアになるのは簡単か - orangeitems’s diary

    Q. インフラエンジニアになるのは簡単か? A. 簡単です。 インフラエンジニアでベテランの私でもこう答える。 ただし、なることと、上を目指すのは全く別のお話だ。インフラエンジニアを名乗ること自体は簡単でも、何を仕事にするかは恐ろしく幅が広い。 幅が広いから、スキルの表現が標準化されていない。何でもできるをフルスタックというのは簡単だけど、何がフルなのかを表現できる人は誰もいない。 自分はフルスタックだ、と言う人がいれば、それはあなたが働く現場の全ての業務、という意味でのフルであって、世の中の全ては捉えきれてはいない。 もはや、全てを知っているというよりは、未知なことがきてもなんとかできる、という意味合いの方がインフラエンジニアについては当てはまる。どんな要件が来ても基盤となる知識があるので、資料を読み解けば何とかできる、ぐらいの胆力が求められる。 未経験からのインフラエンジニア、という意

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  • 休日にシステムエンジニアは勉強するべきかどうか - orangeitems’s diary

    たまにSNSで論争になるので、意見を言っておこう。 日進月歩のIT業界でお勉強するべきかって話。 そりゃ、しないと置いて行かれるでしょうね。特にソフトウェア周りって、気を抜いているとどんどんバージョンアップして、操作方法も変わる。基的なことさえ押さえていれば、あとは便利になっていくだけだから新しく勉強することなんてないよね勢がいるのもわかるが、それでも時間的に限界はある。7.0と8.0は大きな違いが感じられなくても、7.0と15.0はもう全然別のソフトウェアになっている。 どんなソフトウェアも、情報処理技術者試験で出てくるような基から成り立っている。その上に応用としての技術があるので、基をしっかり身に付けていれば、ある程度の技術の変化にはついていける。それは間違いない。 問題は、この基の部分をどの程度習熟しているか。それこそ年齢が若い時に、仕事「以外」の時間も使って学ぶことをお勧め

    休日にシステムエンジニアは勉強するべきかどうか - orangeitems’s diary
  • インフラエンジニアが要らなくなる方法 - orangeitems’s diary

    定期的に、将来インフラエンジニアは要らなくなるという意見を見る。そもそも、IT業界の中であまり人気のないこの職種。しかも将来性がないとまで言われるとますます、なり手がいなくなるよと思う日々である。誰だそんな記事を今日も書いているのは。 それならそれで、インフラエンジニアがいなくても仕事が進められるようにならんかと考え、省力化について試行錯誤するわけである。少し前に話題になったコンテナ化やマイクロサービスが、今のAI並みに業界で話題になった時には少しワクワクした。もう開発者側で、複雑なネットワークの調整、ロードバランシング、その他やってくれるかと思ったものだが、残念ながら現状をそうはなっていない。 むしろ、その辺、うまくやってくれませんか、みたいな相談を開発者から受けるたびに思う。課題は存在し続けている。課題を今まで縦に切っていたのを横に切ったとしても、何にも解決しない。今まで縦に切ってまし

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  • 伝えたい内容を相手にわかってもらおう、という努力が見えない文章は読まない - orangeitems’s diary

    どうやったら文章を書くのがうまくなるか、という命題がある。 これに対して、案外、大衆は興味があるんだなということに気づいた。人々は文章を書くのがうまくなりたいらしい。 ところが、その結果これか、というような文章がネットに散乱している。もっとうまく書けばいいのにと思うことは多い。 そもそも、時間を使って書いて誰かに読んでもらう以上は、手間がかかっているので伝わるようにはすべきだと思う。文章表現が美しいかどうかというのはもっと高い次元の話で、とにかく伝わること。伝わるように書こうという意思すら見えないような文章なら、もともと書かないほうがいい。読む方だって時間を使うしその結果伝わらないのであれば時間の無駄だからだ。 伝わるものを書く。 ということは、各前に何を伝えたいかはっきりさせる必要がある。自分にすら伝わらないものがどうして人に伝えられようか。 伝わらない文章の特徴を想像して見る。 ・タイ

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  • オフィスに行く行かないを超えた仕事をするべし - orangeitems’s diary

    会社での関係性なんて、基はチャットでいいと思う派。そうすることで、誰がどこにいたって7割のコミュニケーションは成立するわけでしょ。後の3割は対面じゃないと伝わらない。例えば顔色とか調子とか、でもそういう意味では出社3割でも十分だよね、と思うわけ。いつもいつでもオフィスにいるってのは無駄が多いと今でも思う。 あと、オフィスにいれば結果が出るなんて言った議論って、やや古い話になりつつあると思う。これを超えるためには、他社のオフィスに訪問して直接会いに行くことをどんどんやるべし、と思う。見込み客やお得意様に、直接会いにいこうってこと。そしたら、オフィスにいないことになるよね。 そう、オフィスにいないことを前提にチャットで関係性を作っておくと、オフィスに3割いるとして、残り7割。これを在宅=7割と考えたらいけない。外に出かけて仕事をする割合を増やせばいいということになる。 コロナ禍でせっかくリモ

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  • IT業界で生き抜く人の特徴 - orangeitems’s diary

    ふと気づいたら、私は日々コンピューターに囲まれている。物理的にパソコンやスマートフォンだけでもたくさんあるが、仕事ではクラウドを扱っていて、多数のサーバーを受け持っている。毎日会話する人間より、コマンドを叩いているサーバーの数のほうが断然多い。 小学二年生のときに、親が気まぐれで買ってきたパソコンを手に入れたときから、きっと方向性は決まっていて、コンピューターのことが心底好きなんだと思う。そのころはコンピューターに触るのも大変で、大人になったらたくさんパソコンを触りたいという夢は、完全にかなっている。 あるサーバーエンジニアに関する記事を見た。コマンドを覚えるのが大変で病んだのだとか。そりゃコマンドだけで言えば世の中には無数にあって、すべてをソラで入力できるようになるのはそりゃ大変だろう。私もほんの一部しか記憶にはない。 でも、そんなに頭の中に記憶してなくたって、一度使えばどんなコマンドか

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  • 日本人が頑張らない理由 - orangeitems’s diary

    経産省のレポートで、一部ざわついているようです。 経産省が危機感を抱いてるのがわかる。なんだこの絶望的なレポートは。悔しい。負けてたまるか。 ・企業は人に投資せず、個人も学ばない ・日の人材の競争力は下がっている。 ・東証一部上場企業の合計時価総額は、GAFAM5社に抜かれた。 ・日の国際競争力は、この30年で1位から31位に落ちた。 pic.twitter.com/khJS6vS38l — くりぷとバイオ@研究×新規事業開発 (@cryptobiotech) July 3, 2022の経営者はきっとこう読み替えます。「ウチの社員は自分で勉強しない。会社に甘えているぶらさがり社員が多い。」と。 仕事をしていて思うのは、日は「技術は現場で先輩から盗む」という文化が根強いこと。外部で学習したことが現場で使えない。各会社でやっている方法論がユニーク過ぎて、標準化されていないというのが

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  • IT業界は、なんで中途採用者を厚遇し、ずっといる人を冷遇するの? - orangeitems’s diary

    今日は、待遇のお話です。最近はTwitterの方もアクセスが増えまして、誠にありがとうございます。 IT業界はさ、年収350万→500万は、どの会社ももう機械的にやったほうがいいと思うんだよね。なんで、みんな転職しあって実現してるん? 500→800とかも実感としてやれって感じ。 800→1100も感じる。 率直に言って、転職サービスに業界で金払ってるだけになってない?マジで。 — orangeitems🍊 (@orangeitems_) December 8, 2021 多少、怒りもはらんでいるのですが、実際無力感を感じる場面も多いんですよね。 最近はIT業界全体は明らかに人手不足で、自社に残り続けるよりも他社に行ったほうが待遇が上がる、しかも格上の企業がどんどん募集しているという場面をよく見かけます。一方で人材が抜けているだけでは厳しいので、採用も積極的で、条件も非常に良い場合が多い

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  • 技術的に難しいことを力技でやってしまうこと - orangeitems’s diary

    まあお悩みですけどね、技術的に難しいことってありますよね。で、他のメンバーに任せておくと、いつ終わるかわからない。聞いてもわからんわからんばかりで、こりゃダメだと言う時のことです。 いつものように、それ私が引き取るよ、ってその課題を引き取って、難易度の低いタスクを他のメンバーに任せます。まあそのタスクも大量なので、誰かがやらなきゃいけないし、高度な問題のために大量のタスクが積みあがるのもそれはそれでまずい。適材適所と言えばそうなのですが、当にこれでいいのかなと毎回思います。 だって、またこの高度な問題に対するトラブルシューティングを見ることなく、メンバーは最終的に「できた」という形を手順書なりなんなりで確認することになります。ああこうやればできたのか、という感動があればまだいいですが、忙しいのでそんなことしている暇は多分ありません。 これ、私はまたスキルを一つ積み上げたのですが、どう考え

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  • 面接における「Windowsできますか?」の意味 - orangeitems’s diary

    Windowsできますか?」 以前に書きました面接における「Linuxできますか?」の意味の記事へのPVが多いので、Windows編も書いておこうかなと思います。 Windowsができるとかできないとかって、Linux以上に語弊のある表現だと思います。ほとんどのパソコンはWindowsが動いていて、そこでExcelやWord、Power Pointなどのオフィス製品を使って仕事をすれば、Windowsは使っていると言えます。 しかし、「Windowsできますか?」というような面接は、たいていインフラ系になると思うのですが上記のような話では決してありません。 今回も、現場経験をふまえて、説明していきたいと思います。 期待していること Active Directoryの知識 Windowsにおけるサーバー側の知識として最も使われるのがActive Directoryです。どの企業でも使ってい

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  • 面接における「Linuxできますか?」の意味 - orangeitems’s diary

    Linuxできますか?」 「Linuxできますか?」という言葉はIT業界であれば面接でよく問われる質問だと思います。私も過去問われたことがありますが、この、できますか?、って言う質問はかなりあいまいな問い方だと思います。何ができればできるなんでしょう。勝手な判断でできると答えていいものかどうか。 現場経験を重ねて来た立場から、この「できますか」が示す内容を説明してみたいと思います。 期待していること コマンドでファイルの操作ができること Linuxには一応グラフィカルインターフェースも付属していますが、かなりの操作をSSHプロトコル経由でコマンドプロンプトにて行うことが多いです。WindowsだとリモートデスクトップでGUIが標準なので、ここは大きく違うところです。 さて、コマンドで何をするかと言うと、9割がファイル操作だと思います。テキストエディタでファイルを修正する。ファイルのコピー

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  • なぜ誰もリーダーをやりたがらないのか - orangeitems’s diary

    決断力、何かを決めてやりきる力というものはあった方がいいのですが、社会を見ていて、物足りないなあと思うことはよくあります。 何らかの集団ができたときに、誰がリーダーをやるか、というときになかなか決まらず、じゃんけんやくじ引きなどで決めるという場面をよく経験しました。なぜリーダーが嫌かというと、「決断しなければいけないから」ということに尽きると思います。 メンバーに徹すれば、報告だけすれば責任を全うできます。 そして、リーダーの決断に対して、もし気に入らなければ批判をすることができます。何も自分自身は決断することなく、人の決断に対して批判をし、自分の好きなように軌道修正を行わせます。 責任を負うというのは、決断したことについて、最後まで結果を把握し最善を尽くすということになろうと思います。 この決断する役割を避けようとするのはなぜ発生するのかな、と疑問に思いいくつか並べてみました。 ①面倒く

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  • 京都市基幹系システム刷新失敗の考察 - orangeitems’s diary

    京都市の件 京都市の基幹システム刷新が、またもや暗礁に乗り上げているようです。 tech.nikkeibp.co.jp 京都市はNEC製メインフレーム上で約30年稼働する基幹系システムのバッチ処理をオープンシステムに刷新するプロジェクトにおいて、サブシステムの1つである新福祉系システムの稼働を当初予定の2020年1月から延期する。再稼働の日程は確定していない。京都市総合企画局が2019年12月23日の京都市会で明らかにした。 現行がNECなのに、刷新にはNECが絡んでいないところが最近のNECの調子の良さが現れているなあと思います。案件の選択こそSIerの肝ですから。「おお世の腕自慢の諸君、このパズルを解いたら15億円を差し上げよう」という王様の号令に引き寄せられた夢多きベンダーや技術者が、今頃セピア色の世界で心晴れぬまま年越しをしている状況が手に取るようにわかります。 もはやこの件、SI

    京都市基幹系システム刷新失敗の考察 - orangeitems’s diary
    oracle26
    oracle26 2019/12/28
  • 自治体がRPAで仕事を省略しまくっている一方で非正規公務員が激増しているという現実が指し示すこと - orangeitems’s diary

    自治体とRPAの蜜月関係 もう傷気味になるくらい自治体が仕事RPAで省略していると宣伝してますが。 www.atmarkit.co.jp 東京都は2019年3月27日、「RPA(Robotic Process Automation)による作業自動化の共同実証実験」の結果を発表した。同実験では、みずほ情報総研と4社からなるNTTデータ自治体RPA推進チームが共同で、RPAに向けた業務分析やシナリオを作成し、東京都職員とともに効果を検証した。その結果、処理時間の縮減や正確性の向上、自律的な業務改善を確認したという。 japan.zdnet.com 埼玉県が15業務を対象に、富士通RPA(ロボティックプロセスオートメション)ツール「FUJITSU Software Interdevelop Axelute」を4月に導入する。定型業務の自動化で作業時間を最大92%削減し、政策立案時間の創出

    自治体がRPAで仕事を省略しまくっている一方で非正規公務員が激増しているという現実が指し示すこと - orangeitems’s diary
  • 横浜市「RPAの有効性検証の成果について」を読んで、仕事とは何かを思い知らされる - orangeitems’s diary

    もう他人事ではいられないRPAの絶大なる効果 昨日のエントリー、富士通の早期退職/ジョブ再配置に関する記事の反響はとても大きく、社会全体で仕事とは何かを見つめなおす契機ともなりそうだと思いました。 一方で、もう一つ気になるニュースを見かけました。 it.impressbm.co.jp 横浜市、NTTNTTデータ、クニエのは2019年3月18日、RPA(ロボットによる業務自動化)の有効性を検証する共同実験の結果報告書を公表した。報告によると、RPAを試験導入した事務で、平均84.9%、最大99.1%の作業時間削減効果を確認した。横浜市は、共同実験の成果を踏まえ、RPA格導入に向けて引き続き検証を進める。 99.1%が削減ということは、その仕事って「まぼろし」だったのではないかと思うほどです。その業務を定常的に実施していた職員は確実にいるわけで、「RPAによる人減らし」は、破壊的な威力を

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