日本オラクルは5月29日、SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)型のCRM(顧客情報管理)アプリケーション「Siebel CRM On Demand」の新版Release 14を30日から提供開始することを明らかにした。Release 14の特徴は、Web2.0の技術を取り入れたことである。料金は、既存バージョンと同様、1ユーザー当たり月額8750円。 Release 14で利用するWeb2.0の技術とは、AjaxやGoogle MapsなどのWebサービスAPI、RSSなどであり、ユーザーはこれらの要素を自由に、画面に取り込むことが可能になる。米オラクルでCRM On Demandを担当するアンソニー・ライ上級副社長は、「これまでのCRM On Demandはどちらかというと決められたものをそのまま利用してもらうものだった。新版になり、ユーザー自身が画面を見やすいものにしたり、使い