クラウドの伝道師といえるほど熱心にクラウド関係の講演や執筆を行っている早稲田大学 丸山不二夫教授は、クラウドの技術的な発展について次のような見通しを、UNIX magazine 2009 springの37ページに書いています。 筆者は、データのパーシステンシの担い手が、ディスク上のファイルシステムからメモリに移ろうとしていることが、クラウドシステムの技術的な発展方向だと考えている。 僕は今年の1月の丸山氏が登壇したセミナーでこの考えをはじめて聞いたとき、ハッとしました。 クラウドのアーキテクチャでは、クラウドを構成するいずれかのマシンが故障しても大丈夫なように高い冗長性が保証されています。それだけ高い耐障害性を備えているなら、データの永続性を保つためにデータをメモリに置いたままでいいではないか、という斬新かつクラウドのアーキテクチャに沿った考え方に感銘を受けたためです。 実際に長期にわた
日本オラクル株式会社は8月5日、Webアプリケーションの性能監視製品「Oracle Real User Experience Insight(以下、RUEI)」を発表した。 RUEIは、Webアプリケーションのパッシブ型性能監視ツール。監視対象のWebアプリケーションを操作するすべてのユーザーの性能・応答時間・処理速度・可用性を監視することで、ビジネストランザクションを分析できるのが特長。 常務執行役員 システム事業統括本部長の三澤智光氏は、「クラウド時代になると、Webアプリケーションの体感スピードやレスポンスが非常に重要になる。これまではサーバー側の運用監視は行っているが、ユーザー視点での性能監視が不十分。RUEIは性能監視にフォーカスした製品」と紹介する。 提供される機能は、KPI/SLAモニタリング、表示エラーページの分析、ボトルネックページの分析、ドメインごとの負荷分析、アクセス
日本オラクル株式会社は8月4日、インメモリ・データベース製品の最新バージョン「Oracle TimesTen In Memory Database 11g」と、「Oracle Database 11g」のオプションであるデータベース・キャッシング製品「Oracle In-Memory Database Cache 11g」を8月7日より順次出荷開始すると発表した。 Oracle TimesTen In Memory Databaseは、アプリケーションサーバー上の物理メモリにデータベースを配置することで、高速なデータベース処理を実現する超高速インメモリ・データベース製品。データの永続性や復元性を備え、スタンドアロンで動作するリレーショナルデータベースとなっている。今回の最新バージョンでは、パフォーマンス、拡張性、可用性の向上を図るとともに、Oracle Databaseとの統合を強化するな
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 小田急電鉄を中心とする小田急グループは、多様な業種業態で構成されている。企業規模もさまざまだ。同グループで「シェアード会計システム」を実現するため選定されたのは、統合基幹業務システム(ERP)パッケージ「Oracle E-Business Suite」(Oracle EBS)だった。先頃開催された「Oracle OpenWorld Tokyo」の講演から、導入とグループ会社への展開の経緯を見てみよう。 月次決算を5営業日で 小田急グループは3つの事業ドメインを持つ。1つは小田急電鉄を中心に箱根登山鉄道や江ノ島電鉄などを含めた「ドアツードア」事業。いわゆる運輸業である。神奈川中央交通や小田急バス、小田急交通などのタクシー会社を連携して顧客
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