8月27日に開催された「オラクル金融サミット」を締めくくる特別講演として、「野村グループのグローバル戦略〜ワールドクラスの金融サービスを支えるIT戦略」と題し、野村ホールディングス 執行役 グループ・コンプライアンス統括責任者 IT統括責任者(CIO)、グローバル決済担当の田中浩氏が講演を行った。 同氏は昨年10月にCIOに就任したが、それ以前は一貫してエクイティ・トレーディングなどの業務に携わってきており、ITの専門家というわけではないという。そうした経歴から、同氏はビジネス側/ユーザー側の視点からITを見るCIOだと自らを位置付けた。 事業継承でムンバイに誕生した1,000人規模のオフショアセンター 野村ホールディングス 執行役 グループ・コンプライアンス統括責任者 IT統括責任者 グローバル決済担当 田中浩氏 同氏の講演の中核となった話題は、昨年秋のリーマン・ブラザースの破綻の際に野
2週間ほど前に「インメモリデータベースがクラウド時代の主流になるという期待」というエントリを書きました。ハードディスクに代わり、メモリをデータベースの永続化手段とするインメモリデータベースは、超高速なアクセスとスケールアウトを実現する、クラウド時代のデータベースの主役になるのではないか、という内容です。 この記事に関して、TechVisorの栗原さんと次のようなやりとりをしました。 確かに、Oracle Real Application Cluster(以下、Oracle RAC)でデータベースが全部載るくらい十分にキャッシュ用のメモリを割り当てれば、メモリ上でデータベースを操作するインメモリデータベースと同じことではないのか、とも思います。 両者の違いは何かあるのでしょうか? 調べてみることにしました。 インメモリデータベースは1000倍速い 調べてみるとすぐに、両者には明確な性能差があ
ビジネス環境の変化が激しい現代の企業情報システムには、高い柔軟性が求められる。それを実現するためのテクノロジとしてSOA(サービス指向アーキテクチャ)やグリッドコンピューティングが唱えられているが、柔軟なITは技術導入だけで実現できるものではない。この課題について、@IT情報マネジメント編集長が「Oracle Fusion Middleware 11g」の担当者に話を聞いた。 今日の企業情報システムが抱える問題の1つに「変化対応力の向上」がある。日々刻々と変化するビジネス環境に対して、都度、適切なITサービスが提供されなければ企業の競争力は確実に低下することになる。そうしたこともあって、“俊敏なシステム”を実現するためのテクノロジとして、SOAや仮想化/グリッドなどが提唱されている。 SOAは、従来「財務会計」「生産管理」「営業支援」というような大きな単位で作られていた業務アプリケーション
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます テーマはグローバル化と在庫削減 パナソニック電工(旧松下電工)は、もともと戦後にパナソニック(旧松下電器産業)から分離独立した企業。しかし2004年にはパナソニックの完全子会社となり、現在はパナソニックと協調して事業を展開している。主な事業として照明、情報機器、電器、住設建材、電子材料、制御機器がある。 このうち住設建材事業が売上全体の31.3%(2007年3月期)を占めているが、そのうちの99%が日本国内となっており、大きな成長は見込めない。一方で、海外の売上比率が高いのが、照明事業やデバイス関連の電子材料事業、制御機器事業などだ。いずれも40%程度を海外で売り上げている。国内市場の拡大が期待できない現在、この海外での売り上げをいかに
株式会社ジーワンシステムの代表取締役。 新しいものを生み出して世の中をあっといわせたい。イノベーションってやつ起こせたらいいな。 リクエストがあったので、OracleでN-Gram(今回は2-Gram バイグラム)で顧客を抽出するSQL&ストアドプロシージャを作ってみました。 全文検索ではありますが、Googleなどであればキーワードとキー(GoogleはURL)ごとにあらかじめスコアリングしています。それで、実際には上から×××件(スコアーの低いコンテンツは無視され漏れる)という仕組みになりますが、50万人ぐらいの顧客の中から、特定の顧客を特定するような処理であれば、スコアリングはできないし漏れることはマズイのでそれほど高速にはできません。たかだか50万件ではもともと速いから、パフォーマンス的にはあまり効果はないかも。 また、N-Gramは、ゴミを拾い易い検索方式ですが、チューニングしだ
クラウドの伝道師といえるほど熱心にクラウド関係の講演や執筆を行っている早稲田大学 丸山不二夫教授は、クラウドの技術的な発展について次のような見通しを、UNIX magazine 2009 springの37ページに書いています。 筆者は、データのパーシステンシの担い手が、ディスク上のファイルシステムからメモリに移ろうとしていることが、クラウドシステムの技術的な発展方向だと考えている。 僕は今年の1月の丸山氏が登壇したセミナーでこの考えをはじめて聞いたとき、ハッとしました。 クラウドのアーキテクチャでは、クラウドを構成するいずれかのマシンが故障しても大丈夫なように高い冗長性が保証されています。それだけ高い耐障害性を備えているなら、データの永続性を保つためにデータをメモリに置いたままでいいではないか、という斬新かつクラウドのアーキテクチャに沿った考え方に感銘を受けたためです。 実際に長期にわた
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