そんなわけでバトルについて記した前編に続き、後編ではいかに『スプラトゥーン2』がプレイヤーを惹きつけたのかを書こうではないか。 対人戦のみのゲームにPvEを導入するという行為の意味 サーモンランはカジュアルなプレイヤーの受け皿としてうまく機能している 前編で少し触れたが、『スプラトゥーン2』には「サーモンラン」というモードが追加されている。これはシャケをシバいて黄金のイクラを集めるというモードで、対人戦ではなくCPUと戦う、いわゆるPvEコンテンツで、気楽に遊べることもあり人気を集めている。 ハイカラスクウェアの広場では描いたイラストを多くの人に見せることができるのだが、その機能を利用してサーモンランのアドバイスを示す人もいる。ドンブラコは右に降りるな、開幕はとりあえず塗って足場を広げろなど、本当に基礎中の基礎の話なのだが、それを描かずにはいられない環境なのだろう。 前作『スプラトゥーン』