
「GQuuuuuuX」は、これまでにない作品になった。「機動戦士ガンダム」「エヴァンゲリオン」シリーズはいずれも日本のアニメの歴史を変えた名作だ。「カラー×サンライズ 夢が、交わる。」というキャッチコピーの通り、夢のようなタッグとなった。「GQuuuuuuX」で“主・プロデューサー”を務めたカラーの杉谷勇樹プロデューサーは「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」に参加したことがあり、小形さんが「鶴巻和哉監督でガンダムを作りたい」と持ちかけたことをきっかけに“夢のタッグ”は実現した。 「2018年頃に企画した『水星の魔女』以降の作品は、その時に立てた戦略が続いています。軸は二つあり、一つは、新規のファンを獲得していくこと。もう一つは既存のファンの方により楽しんでいただくことです。テレビシリーズは基本的に、不特定多数に向けて放送されるものなので、新しいファンを獲得するチャンスがあります。若い世代
集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載されたタイザン5(ファイブ)さんのマンガが原作のアニメ「タコピーの原罪」の最終回となる第6話が8月2日、Netflix、Amazon Prime Video、ABEMAほか動画配信サービスで配信された。原作は話題作で刺激的なシーンもあることから、「アニメはどうなるのか?」という声もあったが、原作を忠実に再現しつつ、アニメならではの表現で多くのファンを魅了している。監督を務めるのは、「Dr.STONE」「Dr.STONE STONE WARS」の監督、「メイドインアビス」の助監督でも知られる飯野慎也さんだ。覚悟を持って「タコピーの原罪」をアニメ化したという飯野監督に、同作への思いを聞いた。
CINEMORE(シネモア) Director‘s Interview 終戦80年上映『この世界の片隅に』片渕須直監督 すずさんも担っていた“加害”とは【Director’s Interview Vol.505】
特集『ガンダム・ジークアクスの舞台裏』(全13回予定)の#8は小形尚弘バンダイナムコフィルムワークス(BNF)ガンダム事業本部長インタビューの中編をお届けする。鶴巻和哉監督と仕掛けたさまざまな制作意図や狙いについて、前回(#7)に続きさらに詳しく聞いていく。新しいユーザー層の獲得以外に得られた想定外の結果とは、そして実は計算されていた平日深夜帯の放送枠の意味とは。(聞き手/ダイヤモンド編集部 鈴木洋子) ※本文に一部作品のネタバレが含まれます。 50代以上の休眠ファンが一気に「覚醒」したジークアクス 平日深夜にSNS、メッセージが飛び交う状況に ――バンダイナムコフィルムワークスとスタジオカラーという、結果的に素晴らしいベストマッチの組み合わせだったと思いますが、小形さんから見てジークアクスのプロジェクトで「予想外」だったことは何かありましたか? 「今回の新シリーズのガンダムでは、若い観客
「脚本を仕上げずに撮った映画は駄作になる」ジェームズ・ガンが批判 ─ 「この話を何度しても、まだそういうことが行われる」「腹が立つ」 Photo by Erik Drost https://www.flickr.com/photos/edrost88/53817354521/ Remixed by THE RIVER 新DCユニバースの舵取り人となるジェームズ・ガンは長年の経験を踏まえ、シリーズ展開や映画制作に堅実な姿勢だ。「脚本が完成していない映画を作らない」という持論を米NPRにて展開している。 マーベル・スタジオで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手がけたガンは現在、対岸DCに渡って綿密な計画を立案。近年、スーパーヒーロー映画は人気のかげりが指摘されており、「マーベル疲れ」や「スーパーヒーロー疲れ」といった言葉も叫ばれるようになった。 もっともガンは、スーパーヒーロー疲
「A KITE」(98)や「MEZZO FORTE」(00)など、唯一無二の世界観で国内外から根強い人気を誇る日本アニメーション界の鬼才、梅津泰臣。約10年ぶりの監督作であり、自ら企画、原作を担ったオリジナルアニメーションシリーズ第1弾『ヴァージン・パンク Clockwork Girl』が現在公開中だ。 西暦2099年、医療用人工人体技術「ソーマディア」の発達により、ケガや病気を克服できるようになった世界。だが、この技術を悪用した犯罪が急増したことで、政府はバウンティハンター制度を策定する。バウンティハンターとして登録された民間人は、違法ソーマディア指名手配犯の殺処分が認められ、その代価として多額の懸賞金を手に入れられるようになった。神氷羽舞(声:宮下早紀)はバウンティハンターとして生計を立てるが、ある日、因縁の男Mr.エレガンス(声:小西克幸)が現れたことで運命が狂い始める。 「魔法少女
『機動戦士ガンダムGQuuuuuuX(ジークアクス)』は、ガンダム作品を根強く支えるファンとの交流や二次創作などの影響が垣間見える作品ともなっている。特集『ガンダム・ジークアクスの舞台裏』(全10回予定)の#3では、ガンダムを語る上では切り離せない、ファンとの関係性について鶴巻和哉監督に聞いた。※本文には一部テレビ最終回のネタバレを含みます(聞き手/ダイヤモンド編集部 鈴木洋子) ガンダムオタクが喜んでくれるようなネタを たくさん入れているつもりです ――ガンダムが巨大化したり、シャアが変身したりという展開をSNSで予想していたファンもいましたね。最終回では、さまざまな「シャアが搭乗する赤い機体」の画像が一瞬だけ映るシーンを題材に、それぞれを特定する考察陣が現れたりして、ファン全体で楽しんでいる感がありました。 僕も庵野(秀明・カラー社長)も榎戸洋司(シリーズ構成・脚本担当)さんもガンダム
「アバター」シリーズのジェームズ・キャメロン監督が、クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』について「やや道徳的に腰の引けた作品」だったと述べたうえで、自身が手がける新作映画『Ghosts of Hiroshima(原題)』の構想を語った。 あわせて読みたい没入感のある曲面パネルを採用したKOORUIのゲーミングウルトラワイドモニター「34E6UC」がAmazonにて40%オフで販売中 昨年、映画史上最大のヒットメーカーの1人であるキャメロンが、「アバター」シリーズの制作からいったん離れ、チャールズ・ペレグリーノによる原爆を題材とした著書『Ghosts of Hiroshima』を基にした映画を監督することが明らかになった。 「ターミネーター」の生みの親で現在70歳のキャメロンは、本作を「妥協のない劇場用映画」と位置づけており、第二次世界大戦中に広島と長崎の両方で原爆の被害を生き
巨大化ガンダム、シャアの変身など、完結した後だからこそ語れる『ジークアクス』の制作裏話|『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』再上映記念!舞台挨拶レポート ついに最終話を迎え、大きな話題となった『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』。その劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』の再上映を記念して、スタッフ登壇イベントが開催されました。 最終話からの熱も続くなかで、会場は満席。オンライン配信も行われ、作品への関心と熱量の高さが改めて浮き彫りとなりました。 この日登壇したのは、アマテ・ユズリハ役の黒沢ともよさん、鶴巻和哉監督、そしてシリーズ構成・脚本を手がけた榎戸洋司さんの3名。最終話まで駆け抜けた制作陣が、それぞれの視点から語る“舞台裏”は、どれも聞きごたえのあるものばかりでした。 本稿では、そんな貴重な舞台挨拶の模様
2024年3月10日。いのまたむつみ氏逝去の報は、多くのファンに衝撃を与えた。 いのまた氏は、アニメ『ブレンパワード』や『テイルズ オブ』シリーズのキャラクターデザインなどで知られるアニメーター・イラストレーターだ。 (画像はいのまたむつみ画集『いのまたむつみ画集MIA』 | 学研出版サイトより)1980年代、高校生のころにアニメ業界でキャリアをスタートしたいのまた氏の、繊細でありながら一目で印象に残る独特な絵柄や色使いは数多くの人々を魅了してきた。アニメ業界や出版業界、もちろんゲーム業界の中にも、彼女のファンを公言する人は少なくない。弊誌・電ファミニコゲーマーの編集長であるTAITAIも、そんな氏の絵柄に魅了されたひとりである。 そこで電ファミでは、いのまた氏の追悼、そして恩返しのためにも、「いのまた氏を直接知る人々」「憧れ・影響を受けたクリエイター陣」「評論家・コラムニスト」による多角
2022年公開の映画『夜明けまでバス停で』は、東京・渋谷区のバス停でホームレスの女性が殺害された事件を描き、その年の映画賞でも多数の受賞を果たした。脚本を担当した梶原阿貴も、第96回キネマ旬報ベスト・テンの脚本賞などに輝き、日本映画界を代表する脚本家と認識されるようになる。 そんな梶原が、これまで明かせなかった「ある事実」を今こそ、世の中に伝えなくては……と決意した。 高評価された作品で、唐突に現れた“爆弾作り”の男『夜明けまでバス停で』には、主人公の三知子が、ホームレスの集まる公園で“バクダン”と呼ばれる男性に出会い、彼がかつて関わった闘争について聞かされ、爆弾作りを手伝うエピソードがあった。これは映画を観た人の一部を戸惑わせることにもなる。『夜明けまでバス停で』自体は高評価しつつ、「あのエピソードは必要だったのか?」という違和感を発露する人もいたのだ。確かに、やや唐突な盛り込まれ方では
アニメ『タコピーの原罪』上田麗奈さん(しずか役)×小原好美さん(まりな役)インタビュー|「心が苦しくなる覚悟を」オーディション秘話からアフレコ現場の葛藤、作品の魅力まで徹底解剖 タイザン5原作の『タコピーの原罪』(集英社ジャンプ コミックス刊)。2巻完結ながら発行部数145万部を突破した衝撃作が満を持してアニメ化。しかも今回は、6月28日(土)午前0時より、各プラットフォームにて配信がスタートし、それ以降、毎週土曜日に配信されるという。テレビアニメと違い、各話の尺の制約がないというのは、原作をアニメ化するにあたって、大きなメリットとなっているように感じた。 そんな本作のアニメの配信を前に、上田麗奈さん(しずか役)と小原好美さん(まりな役)にインタビューを実施。原作を読んだ際の衝撃、オーディション秘話、アフレコ現場での感情と葛藤、そして作品の魅力について、たっぷり語っていただきました。 ハッ
松野氏: (『FFT』は)当時の我々の持てる力を尽くした、ある種の最高傑作だという自負もありました。 『ファイナルファンタジータクティクス』(以下、『FFT』)。 それは、『ファイナルファンタジー』でありながらも、異質な存在感を持ったタイトルだった。シミュレーションとしての完成度、人間同士の階級闘争を描いたストーリー、キャラクターたちのアツい言い回しと、心揺さぶるセリフの数々……「外伝」という立ち位置でありながら、ナンバリング並の根強い人気を誇っている。 そんな『FFT』が、『ファイナルファンタジータクティクス – イヴァリース クロニクルズ』という「決定版」として発売されることが、先日発表された。 その機会に、なんと『FFT』のオリジナル開発メンバーでありつつ、今作にも携わっている松野泰己氏(脚本、加筆修正及び監修)、前廣和豊氏(ディレクター)、皆川裕史氏(アートディレクター)、そして今
【Creator's Voice】 https://www.nintendo.com/jp/switch2/creators-voice/index.html 【Nintendo Switch 2】 https://www.nintendo.com/successor/ja-jp/index.html 【再生リスト:Nintendo Switch 2】 https://www.youtube.com/playlist?list=PLPh3p_yYrx0BGQwcfbn9fiJkUoX3d-dAv 【任天堂ホームページ】 https://www.nintendo.co.jp/ 動画に含まれる情報は公開日時点のものです。
術の才能が皆無という逆境から立ち上がり、歴史を動かすにいたった英雄ギュスターヴ13世にまつわる“ギュスターヴ編”と、類まれな術の才能を持つディガー(遺物の発掘屋)ウィルと、謎の存在エッグの戦いを描く“ウィル・ナイツ編”。本作ではこのふたつのシナリオ群が、ときに絡み合いながら時を重ねて進行していくが、追加されたシナリオによって、より歴史の深みを味わえるようになった。 本記事では、この追加シナリオに焦点を当てた、開発スタッフ陣へのインタビューをお届け。オリジナル版プロデューサー兼シナリオディレクターである河津秋敏氏、追加シナリオを手掛けた作家のベニー松山氏、リマスター版のディレクターを務めた上野真史氏にお話をうかがった。 なお、本インタビューにはネタバレが含まれている。決定的なネタバレは避けているものの、エーデルリッターやウィル・ナイツ編最終メンバーの追加シナリオの内容を一部紹介しているので、
第2期制作が決定したTVアニメ『メダリスト』。まだ熱冷めやまぬ本作より、山本靖貴監督のインタビューをお届けします。 ※本インタビューは4月10日発売PASH!2025年5月号に掲載したものです。 氷上を駆ける少女・いのりと、彼女をコーチとして導く司、ふたりの思いが重なる熱く美しいストーリーが多くの人々を虜にし、毎話大きな話題を呼んだ『メダリスト』。第2期放送が待ち遠しい本作の魅力を、インタビューを通して振り返りましょう! 「アニメ化する以上、フィギュアスケートのシーンは逃げずにやるしかないと腹を括りました」 ――山本監督は本作に関わる以前からフィギュアスケートはご覧になられていましたか? はい。好きで冬のオリンピックでは毎回観ていました。ただジャンプの技名ぐらいを知っている程度で、その難易度などはよく分からないまま観ていましたけど(笑)。 ――マンガ『メダリスト』については、ENGIさんか
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