「だけど僕はバルセロナに20年もいる。もはや自分の生涯とは切っても切り離せない間柄になっているんだ。家族にもバルセロナから出るつもりだと伝えた。そうしたら妻や子供たち、みんなが泣きだしたんだ。子どもたちには学校もあるし、環境を変えたくないと頭をよぎった」 「まず、契約解除には7億ユーロ(約880億円)という巨額の契約解除金が発生する。そして自らで契約解消できる日付が6月10日だったという事実があり、それが過ぎた。新型コロナウイルスの影響でシーズン期間が先延ばしになった。クラブと法廷で争うことは、できなかった。バルサは僕にすべてを与えてくれた愛するクラブであり、自分にとって人生をともにしたチームなんだ。すべてを与えてくれたし、自分もここで尽くした。そんなバルセロナを相手に法廷で争うなんてできないと思ったんだ……」 「一度ここを出たいと思ったことは確かだ。だけど、ここで最善を尽くすのが自分の本