ソチ五輪まですぐ、というこの時期にウクライナが大揺れのようです。そもそもの発端は、ウクライナが接近するのが、ロシアかEUか、という外交政策に関する路線闘争。ウクライナは旧ソ連だった国なんだが、その前は帝政ロシアの版図に含まれ、当時から独立運動が現れては消えています。ロシア革命時には一時、独立を宣言した過去もある。この国には天然ガスなどの資源があり、これをめぐって国内外でいろいろな策動が起きている、というわけです。 旧ソ連の崩壊にともなって独立したウクライナなんだが、その後も親ロシア勢力と反ロシア=親EU米国勢力の確執が対立を激化させ、2013年11月頃から親ロシア路線のヤヌコビッチ政権への反政府デモが勃発しています。ウクライナにはロシア系住民もいれば、過去に帝政ロシアや旧ソ連の圧政に苦しんだウクライナ人もいて、それぞれが反目し合ってきた、という背景がある。これに政治的な利権や資源、経済連携
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