法科大学院問題やその他の法律問題,資格,時事問題などについて日々つぶやいています。かなりの辛口ブログです。 一部「有識者」の提言によって強引に進められた司法制度改革。その「三本柱」とでもいうべき看板政策は,①法科大学院制度の創設,②司法試験合格者数の年間3000人への増加,③裁判員制度の創設です。 先日衆議院の法務委員会で答弁した佐藤幸治氏(司法制度改革審議会会長,京都大学名誉教授)によると,この3つは三位一体の関係にあるそうで,具体的には③の裁判員制度を維持するには多数の法曹が必要であるから②が不可欠であり,②の年間3000人の合格者数を輩出しつつ法曹の質を維持するには①が不可欠であるという考え方らしいです。 上記3つの看板政策については,黒猫はそのすべてに強く反対していますが,上記のうち①の法科大学院制度については,そもそも政策としておかしいということがようやく世間一般にも理解されるよ