東京地裁,タウンハウスを切り離して一戸建て部分を作った所有者を残りの所有者が提訴した訴訟で一戸建て部分の撤去を命じる判決 珍しい判決が出ましたので取り上げます。 タウンハウスと呼ばれる棟続きの集合住宅の一部を切り離して戸建てにしてしまった所有者に対して,残りの所有者が訴訟を提起したh事件で東京地裁は請求を認容し,一戸建て部分の撤去などを命じました。 どのような法的構成が問題になったのかが報道からでは明らかではないのですが,報道によると,理由中で以下のような言及がされている模様です。 集合住宅切り離し戸建てに 撤去命じる判決 NHKニュース (略) 「タウンハウスは屋根や壁などが共用部分で、切り離したため、ほかの住民に損害を与えた」などと判断しました。 そのうえで、「新しい建物が出来たため、このままではほかの住民が以前のような建物に建て替えることができない」などとして新しく一戸建てを造った所
名古屋地裁,認知症の男性が線路に入り電車に接触死亡事故を起こした事象につきJR東海が遺族に安全対策が不十分として列車遅延に関する損害賠償を請求した訴訟で請求を認容 かなり珍しい内容の訴訟の判決が出ましたので取り上げます。 認知症の男性が,JR東海道線の線路に入り込んで接触死亡事故を起こしたところ,JR東海が,同居していた遺族に安全対策を怠ったとして列車遅延の損害賠償を請求したというあまり見たことのない訴訟を提起して,名古屋地裁が請求を認容したことが明らかになりました。 上記のようなまとめだけ見ますと,請求自体が厳しいように思えないでもないですが,詳しい事実を見ますと,家族の介護体制にやや疑問が生じてくるところがあり,それが本件の本質なのかもしれません。 家族は,福祉のサービスを利用しておらず,家族だけで介護していた模様ですが,監視を怠ったために徘徊が発生したということのようです。 この男性
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