2000年代のインターネットと言えば、その中心には常にGoogleの存在があった。Googleを代表とする検索エンジンの存在が、ウェブへの入り口として大きな役割を果たしていたことは言うまでもない。もちろん、その影響力は今尚絶大だと言えるだろう。 ところがここ数年、インターネットにおけるFacebookの影響力が急速に高まりつつある。Hitwiseの調査によれば、2010年3月にはFacebookがついにGoogleを抜いてアメリカで最もアクセス数の多いウェブサイトとなった*1。 このことからも分かるように、Facebookが台頭してきた現在、ウェブにおけるGoogle一強の時代は終焉を迎えつつある。これから先のインターネット事情について考えるとき、Facebookの話題は避けて通れないものとなるはずだ。 本記事では、第2回で話題とした「地図」などの情報も鑑みた上で、インターネット全体を見る