私にとって読書は、食卓に並ぶ「おいしいおかず」のようなイメージです。 パンやお米だけでも、最低限の食欲を満たすことはできます。しかし、食卓に「おいしいおかず」が並んだとき、食事の時間は、もっと豊かで、もっと楽しい時間に変わります。 本がなくても死ぬことはありません。でも、本がなかったら、人生を楽しむことはできないでしょう。少なくとも私はそう思います。 そう語るのは、ライフネット生命保険株式会社の創業者、出口治明(@p_hal)さん。今回読んだ『本の「使い方」』は、幼い頃から “活字中毒” だったという出口さんの「読書論」をまとめた1冊となっています。「本が好きで辛抱たまらん!」という、筆者の考えが見て取れるような内容。 しかし、それだけではございません。 最近忙しくて読書ができていない人。積ん読をためこんでしまう人。本を読みたいけれど踏み切れない人。どこから手を付ければいいのか分からない人