最近、ネット上で話題となる言説や、量産されまくっているウェブメディアの記事を読んでいると、「ことば」があまりに軽視されているような文章をたまーに目にしてモヤモヤする。 新たに出てきた単語の定義を明らかにしないまま、自分の印象だけで決めつけてそれ以外は認めない人だとか。ある発言や文章に対して、ほんの一部分だけを切り抜き過大解釈して、読者の感情を煽るだけ煽って反応を集めるサイトだとか。 かたや言葉を権威のように捉えて自分の都合の良いように解釈し、他者と意味合いを共有する気のない自己完結。かたや数字こそが正義だと言わんばかりに一方的にレッテルを貼り、周囲にはお構いなしに言葉を乱用するディスコミュニケーション。 そういった様子を見ていると、コミュニケーションのいち手段として使われているはずの「ことば」であるにも関わらず、その方向性がちょっとズレているんじゃないか、と。 自分さえよければ、話題になり
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