先日、10代の9割が「やばい=すばらしい」という意味で使っているという調査結果が話題になっていました*1。でも、これはもはや一種の「相槌」とか「感嘆符」的な表現であり、そこに具体的な意味を求めるものでもないんじゃないかと思う。 打てば響くようにポロッと零れ落ちた、素直な「感情」であり「感想」。味が好みの食べ物を口に入れれば「おいしい」、痛覚に訴えるような衝撃が身体に加われば「痛い」、興味深い・心惹かれる・笑えるコンテンツに触れれば「おもしろい」と口にするような、自らの感情の発露に過ぎないのでは……? そんな「端的な感想」や「感情の表現」について、思うことをつらつらと。 スポンサーリンク 「一言の感想」に付随して伝わる、多彩な「感情の情報」 冒頭に挙げた表現はいずれもまったく具体性のない言い回しではあるものの、それが対面コミュニケーションであるかぎり、「余計な言葉は必要ない」という指摘もあな