VRは脳をどう変えるか?──仮想現実の心理学 (文春e-book) posted with ヨメレバ ジェレミー・ベイレンソン 文藝春秋 2018-08-08 Kindle Amazon 楽天ブックス VR研究の第一人者、ジェレミー・ベイレンソン教授の著書『VRは脳をどう変えるか?──仮想現実の心理学』を読んだ。 本書では、実際に医療現場で成果を挙げているVRの活用事例が登場する。同時多発テロを経験したPTSD患者の症状が改善に向かったほか、鎮痛剤が効かないほどの激痛を和らげる効果も認められたという。本書が示すのは医療分野にとどまらない。スポーツや教育においても、VRの有益性は広く認められつつあるのだ。 しかし同時に、VR体験は多分に危険性をはらんでいる。小説や映画におけるディストピアで描かれてきたように──もしかしたらそれら創作の想像力を上回るほどに──VRにはリスクがあるのだそうだ。