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2023年11月15日のブックマーク (2件)

  • 久生十蘭 - Wikipedia

    久生 十蘭(ひさお じゅうらん、1902年4月6日 - 1957年10月6日)は、日小説家、演出家。北海道函館市出身。名:阿部 正雄[1]。推理小説、ユーモア小説歴史・時代小説、現代小説、ノンフィクションノベルなど多彩な作品を手掛け、博識と技巧的な文体で「多面体作家」「小説の魔術師」と呼ばれた。 生涯[編集] 北海道函館区に、父・小林善之助と母・鑑(戸籍上は「カン」)[2] の長男として生まれる。母方は回漕業を営む家の次女[2] で草月流生花の師匠、父は番頭頭だった(後に離婚)[2]。2歳の時に両親と離れて、回漕業を営む祖父阿部新之助に養育される。1916年春に函館区立寶小学校高等科を卒業して北海道庁立函館中学校(現:北海道函館中部高等学校)に進学するも中退。東京の聖学院中学に編入するが、同年8月に中退した[2]。この頃、芥川龍之介に私淑して文学書を耽読した。1920年に帰郷して、

    久生十蘭 - Wikipedia
  • 小説を語る声は誰のものなのか――橋本治「桃尻娘」論 文學界6月号 | 千木良 悠子 | ためし読み

    「文學界 6月号」より千木良悠子さんの批評「小説を語る声は誰のものなのか―橋治「桃尻娘」論」の冒頭をお届けします。 「文學界 6月号」(文藝春秋 編) 1、愛は理屈じゃない、なんてことはない 私の一番好きな小説は「桃尻娘サーガ全6部」(1978―1990年、以下「桃尻娘」)だ。文学の傑作は世界に星の数ほどあるにしても、こればっかりは特別だから仕方ない。中学1年とかそんな時期に出会って以来、約30年も繰り返し読んできた。今もシリーズ6冊のうちのどれかを開いて数行読むだけで脱力して笑ってしまうし、思わぬ箇所で泣けてくる。そんなに好きなのに完全に分かった気はしなくて、まだ理解度は8割程度だと思っている。 橋治の小説では一番有名で、思い入れのある読者も多いはずなのに、先行批評の数は少ない。批評家には「女子高生の話し言葉による青春小説だから、深刻に論じるものではない」と思われてきたのかもしれない

    小説を語る声は誰のものなのか――橋本治「桃尻娘」論 文學界6月号 | 千木良 悠子 | ためし読み