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2023年11月16日のブックマーク (2件)

  • 文フリに現代の「文学とは何か」を見た

    11月11日(ポッキーの日)、かねてより見物したいと思っていた「文学フリマ」に参加した。おのぼりさん感覚、文化祭感覚、そしてかつて開いていた僕の屋「フィクショネス」感覚を、存分に味わうことができた。誘っていただいた破船房の仲俣暁生さん(当「マガジン航」の編集発行人)に、まずは感謝する。現場でも仲俣さんは大奮闘なさって、おかげで僕は楽ができた。 開場は12時の予定で、準備は10時からということだったが、僕たちが到着した時(つまり開場2時間前!)には、すでに来場者が行列を作っていた。東京流通センターをフルに使った会場は広かったが、個々のブースは狭かった。破船房もひとつのテーブルを半分だけ使うことができて、そこに仲俣さんや僕のを、なるたけ見栄えよく並べて客を待った。 テーブルの残り半分を占める隣のブースは、11時を過ぎても人が来なかった。大きな段ボールがいくつも積んであるばかりで、他人事なが

    文フリに現代の「文学とは何か」を見た
  • 前期タランティーノの集大成? SZA経由で再評価? 20周年『キル・ビル』を再考する

    の観客にとって20年後に観る『キル・ビル』は、公開当時から散々語られてきた日映画、及び日カルチャーからの曲解を含む夥しい影響以外にも、語るべきポイントが無数にある。布袋寅泰が『キル・ビル』の4年前に阪順治監督の『新・仁義なき戦い。』のために書き下ろした「新・仁義なき戦いのテーマ(BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY)」が、『キル・ビル』で使用されたことでいつのまにか「『キル・ビル』のテーマ」と呼ばれることになり、その後10数年にわたって、国内の地上波バラエティ番組だけではなく、世界中で最も使用頻度の高い日の楽曲の一つとなったこと。今や日映画界を代表するインターナショナル・アクターの一人となった國村隼や、押しも押されもせぬ主演スターとなった高橋一生が、ルーシー・リュー演じるオーレン・イシイ率いる日のヤクザの一味として活躍していたこと。そういえば、N

    前期タランティーノの集大成? SZA経由で再評価? 20周年『キル・ビル』を再考する