米航空宇宙局(NASA)の地球観測衛星「テラ(Terra)」に搭載された「中分解能撮像分光放射計(MODIS)」が撮影した、海洋での植物性プランクトンの大量発生の様子(2010年12月21日撮影、資料写真)。(c)AFP/NASA 【10月22日 AFP】カナダ太平洋岸の先住民の村が、海に鉄粉を散布して植物プランクトンを増やす「海洋肥沃化(ocean fertilization)」を実施し、物議を醸している。 オールドマセット(Old Massett)村は8月、米国人実業家のラス・ジョージ(Russ George)氏との共同プロジェクトで、カナダ太平洋岸にある群島ハイダ・グワイ(Haida Gwaii、旧名:クイーンシャーロット諸島)の西岸沖に漁船で硫酸鉄120トンを散布した。 環境活動家や先住民団体、科学者らはこのプロジェクトが海洋肥沃化を禁じた国際法に違反していると批判。前週までインド