「表現の自由」について語り合うトークセッション「ニッポン国文化村~負の現在」が27日、横浜市中区の「さくらWORKS〈関内〉」で開かれた。日本映画大学(川崎市)が教授就任予定者らに「学内での政治的活動を一切行わない」とする誓約書を求めていた問題を契機に、社会に広がる「表現の自由の侵害」に危機感をもつ映画人や美術家、大学教授ら約30人が参加。メディア批判も含め、白熱した議論を展開した。 参加したのは、誓約書問題の当事者で、署名を拒否して教授に就任しなかった演劇評論家の鴻英良さんや表現の自由に詳しい立教大教授の服部孝章さん、元川崎市議でドキュメンタリー映画「選挙」「選挙2」の主人公でもある山内和彦さんら。司会は、問題を自ら主宰するメールマガジンで取り上げた羽月雅人さん。 口火を切ったのが、鴻さん。誓約書の文言について「学内には誓約書に署名せず、解雇の恐れがありながら闘っている人が3人ほどい