講談寄席「本牧亭」歴史に幕 9月24日 17時39分 江戸時代に開場して国内で唯一の講談専門の寄席として親しまれた東京・上野の「本牧亭」が24日で閉場することになり、名残を惜しむ多くのファンが訪れました。 東京・上野の「本牧亭」は江戸末期の1857年に建てられ、いったん閉場したあと、戦後に講談専門の寄席として復活し、邑井貞吉や5代目宝井馬琴など多くの名人が活躍しました。しかし、娯楽の多様化にともない観客の減少が続いたため、24日で江戸時代からの歴史に幕を閉じることになり、名残を惜しむ多くの講談ファンが訪れました。講談は歴史上の出来事などを題材にした日本の伝統話芸で、24日は人間国宝の講談師、一龍斎貞水さんが、本牧亭に100年以上伝わる釈台を「張り扇」でたたいて調子をつけながら、おなじみの「赤穂義士伝」を語りました。本牧亭は座席が30席足らずの小規模の寄席で、半世紀も通い続けているという66