事件前に女子学生にわいせつ 島原市の県立農業大学校畜産学科で助教授の濱口博之さん(54)が殺害され、女子学生(19)が首を絞められた事件で、長崎地検は31日、同学科2年の山浦亮介容疑者(20)が事件直前に女子学生にわいせつ行為をして、発覚するのを恐れて犯行に及んだことを明らかにした。 長崎地検は同日、山浦容疑者を強盗殺人、殺人未遂などの罪で起訴した。 地検によると、山浦被告は事件直前に女子学生にわいせつな行為をして文句を言われ、そのことを女子学生が濱口さんに相談したと思い込み、両親などに発覚するのを恐れ2人の殺害を決意したという。 起訴状によると、山浦被告は8月10日午前4時半ごろ、同校の教官室で、直前に用意したバール(長さ約54・5センチ)で殺意をもって濱口さんの頭部などを数回殴り殺害、女子寮の鍵を奪った。さらに同35分ごろ、鍵を使って女子学生の部屋に侵入し、就寝中の女子学生を殺