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抵抗と日本語に関するorticaのブックマーク (1)

  • 今週の本棚:沼野充義・評 『牛乳屋テヴィエ』=ショレム・アレイヘム著- 毎日jp(毎日新聞)

    (岩波文庫・945円) ◇「屋根の上のバイオリン弾き」原作の愉快な世界 『牛乳屋テヴィエ』といってもぴんとこない人が多いかもしれないが、大ヒットしたあのミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」の原作である。作者はショレム・アレイヘム(一八五九−一九一六)といって、ウクライナのシュテトル(ユダヤ人集落)の貧しい家の生まれ。「ショレム・アレイヘム」とは「皆さんに平和を」を意味するユダヤ人の挨拶(あいさつ)の言葉をそのままペンネームにしたものだ。『牛乳屋テヴィエ』は連作短篇集で、イディッシュ語で書かれた。これは東欧系ユダヤ人の口語で、いまでは滅びかけたマイナー言語だが、当時はこうして優れた作家も生み出すほどの文化言語にもなっていたのである。この言葉でユダヤ人の暮らしをユーモラスに活写した彼の作品は、やがて英語を初めとする多くの外国語に翻訳され、彼は国際的人気作家になった。 「屋根の上のバイオリン

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