長期金利の低下を受けて、大手の銀行の間では今月から適用する住宅ローンの固定金利をこれまでで最も低い水準に引き下げる動きが相次いでいます。 住宅ローンの固定金利の指標となる10年ものの国債の金利は、アメリカの「財政の崖」の問題など世界経済の先行きへの懸念を背景に、先月30日は一時、0.7%を割り込むなど、9年5か月ぶりの低い水準となっています。 これを受けて、大手銀行の間では今月から適用する固定タイプの住宅ローン金利を引き下げる動きが相次いでいます。 このうち利用者が多い金利の固定期間が10年の住宅ローンについて、最も優遇された場合に適用される金利は、「三菱東京UFJ銀行」、「三井住友銀行」、「みずほ銀行」、それに「りそな銀行」がいずれも1.3%と、これまでで最も低い水準になりました。 住宅ローンについては、消費税率が引き上げられるのを前に住宅の購入を希望する人が増えるという見方もあり、購入