【ボストン(米マサチューセッツ州)=中島達雄】米航空宇宙局(NASA)は19日、国際宇宙ステーション(ISS)と米テキサス州ヒューストンのジョンソン宇宙センターとを結ぶ通信に障害が発生し、交信が1時間以上途絶したと発表した。 約3時間後に完全復旧した。コンピューターの故障が原因とみられる。米国2人、ロシア3人、カナダ1人の計6人の飛行士は全員、元気だという。 NASAによると、通信が途絶えたのは米東部時間19日午前9時45分ごろ。ISSのコンピューターのプログラムを更新中だった。 午前11時ごろ、ISSがロシア上空を飛行中、同センターからロシアの地上施設を通じて交信に成功。飛行士たちに別のコンピューターを使って復旧を試みるよう伝え、午後0時34分、通信が復旧した。