京都府警は4日、コンピューターウイルスを作ったとして中学2年の少年(13)=東京都あきる野市=を、不正指令電磁的記録作成の非行内容で補導し、児童相談所に通告した、と発表した。府警によると、ウイルス作成に絡む中学生の摘発は異例。 非行内容は昨年8月5日ごろ、パソコンのソフトを立ち上げると「強制終了してください」と書かれた画面が連続して現れ、画面上で操作ができなくなるウイルスをパソコンで作ったというもの。少年は非行内容を認め、「ネットなどで集めた情報や知識を元にした」と話しているという。 府警によると、少年はハッキング技術に関する会員制ウェブ掲示板を運営。10人前後が頻繁にアクセスして情報交換していたという。府警は4日、この掲示板に技術を公開した建設作業員の柴崎巧盟(こうめい)容疑者(23)=東京都東大和市=を、パソコン内にウイルスを保存したとして不正指令電磁的記録保存の疑いで逮捕した。