北海道・大雪山系の旭岳(2291メートル)で16日、初冠雪が観測された。旭川地方気象台によると平年より9日、昨年より3日早い。今季の冠雪の観測は全国で初。気圧の谷の影響で、10月中旬並みの寒気が入り込んだという。旭岳で観測史上最も早かった初冠雪日は1925年の9月6日。 同じ大雪山系の黒岳(1984メートル)の山頂付近でもこの日、初めて雪が降った。黒岳でロープウエーを運行する「りんゆう観光」によると、午後1時ごろから降り始め、夕方までに3センチほど積もった。りんゆう観光の測定によると、気温は零下1度。すでに紅葉が山頂から7合目まで進み、ナナカマドやオガラバナなどが赤や黄色に色づいている。(渡辺康人)
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