細る「地域の足」どう守る 平成筑豊鉄道の大幅減便 2012年3月19日 00:18 カテゴリー:経済 九州 > 福岡 平成筑豊鉄道の糒駅。沿線の景観を向上させようと、手前の斜面に花の苗を植えた=福岡県田川市 福岡県の筑豊、京築地方を結ぶ第三セクターの平成筑豊鉄道(本社・同県福智町)は17日のダイヤ改正で、初めて平日と土日曜(祝日含む)を分けて編成し、それまで1日206本だった運行を平日は44本、土日は92本も減らした。過去最大の減便となった今回の改正は経費節減が目的。本年度から沿線自治体による新たな支援も始まっているが、なお経営改善の見通しは立たない。 今月3日の土曜日。本社がある金田駅を午前7時1分に出発し、同県直方市の直方駅に向かう列車に乗った。途中駅からの客も含め、車内には通勤客や課外授業に向かう高校生など、週末にもかかわらず約30人が静かな時間を過ごしていた。 ダイヤ改正では乗