父がいた福岡に思いはせ フィリピン残留日系2世78歳カジワラさん、5日来日し親族捜す [福岡県] 2014年08月01日(最終更新 2014年08月01日 00時07分) カジワラ・フェリクスベルトさん写真を見る 戦前、フィリピンに渡った日本人男性と現地女性の間に生まれた残留日系人2世のカジワラ・フェリクスベルト(日本名スギオ)さん(78)が、日本国籍を取得する手続きなどのために、5日来日する。太平洋戦争中に現地で死亡した父親は福岡県出身の「カジワラ・ハチロ」さんとの記録が残っており、支援する日本財団は「親族など関係者は名乗り出てほしい」と呼び掛けている。 残留日系人を支援する「フィリピン日系人リーガルサポートセンター」の調査では、フェリクスベルトさんの父は、戦前に25歳で同国南部のミンダナオ島南東部にあるダバオ・オリエンタル州に渡り、漁業や麻栽培に従事。当時は「ムラサト」「モリシタ」とい
鴎外、漱石ゆかりの書店が再開 熊本市の「長崎次郎書店」 [熊本県] 2014年07月30日(最終更新 2014年07月30日 00時21分) 31日に営業を再開する長崎次郎書店写真を見る長崎次郎書店に通ったと言われる夏目漱石の「漱石全集」を開き、営業の再開を喜ぶ長崎圭作さん写真を見る写真を見る 明治、大正期の文豪森鴎外も訪れた創業140年の「長崎次郎書店」(熊本市中央区新町)が、1年以上の休業を経て、31日に営業を再開する。大正時代に建てられたレトロな建物の外観はそのままに、ギャラリー、喫茶室(10月26日オープン予定)を新設。街のシンボルでもあった老舗書店は、新たなにぎわいの拠点になりそうだ。 熊本城の城下町の風情を残す新町かいわい。緑色の屋根がわら、茶色いレンガの外壁、軒下には雷文模様…。路面電車が走る道路沿いに、和洋中折衷様式の気品漂う店舗が立つ。旧三菱合資会社若松支店(北九州市)な
原爆文学で平和かみしめて 作家や詩人 直筆原稿など展示 [長崎県] 2014年07月09日(最終更新 2014年07月09日 00時20分) 「原爆文学展」で展示されている石田雅子さんの被爆体験記「雅子斃れず」の関連資料写真を見る 原爆について書いた小説や詩を通して平和を見つめる「原爆文学展」が8日、長崎市立山1丁目の県立長崎図書館4階で始まった。県内ゆかりの作家ら6人の直筆原稿や作品を展示している。8月30日まで。 展示しているのは、作家の林京子氏、詩人の山田かん氏ら6人の約60点。14歳で長崎原爆に遭い、被爆体験記「雅子斃(たお)れず」を書いた石田雅子さん=東京都在住=の直筆原稿の一部が初公開となる。 図書館2階では、連合国軍総司令部(GHQ)によって発禁処分となった「雅子斃れず」の出版(1949年)に尽力した雅子さんの父、寿(ひさし)さん(故人)を紹介した「石田壽(ひさし)と長崎」展
八幡空襲、風化に危機感 国内初のB29大規模攻撃、16日で70年 [福岡県] 2014年06月15日(最終更新 2014年06月15日 01時26分) 弟の日出男さんの写真を見る工藤ミヤ子さん(右)と夫の實雄さん=大分県宇佐市写真を見る 太平洋戦争において米軍の大型爆撃機B29による国内最初の大空襲とされ、今の北九州市域が爆撃された「八幡空襲」から、16日で70年になる。死者・行方不明者は300人を超えるが、戦争末期の大空襲に比べると地元でも関心は高くない。「あの空襲の意味を問い直したい」。憲法解釈の変更による集団的自衛権の行使容認を政府が目指し、戦後日本の安保政策が岐路に立つ中、悲劇を知る遺族は、遠のく戦争の記憶に危機感を強めている。 1944年6月16日未明。同市八幡東区の起定二男(おきさだつぎお)さん(80)は、あの恐怖を今も思い出す。旧八幡市の自宅の防空壕(ごう)で息を潜めていたら
炭鉱主の栄華語る金庫 旧蔵内邸で初公開 [福岡県] 2014年06月20日(最終更新 2014年06月20日 00時22分) 旧蔵内邸で公開が始まった大型金庫=魚眼レンズを使用して撮影写真を見る 築上町上深野の国登録有形文化財「旧蔵内邸」で19日、明治から昭和にかけての炭鉱主だった蔵内家が所有していた国産の大型金庫2基の初公開が始まった。来月7日まで。 金庫は大きな方が高さ175センチ、幅130センチ、奥行き96センチ、重さ3トン。小さな方はそれぞれ137センチ、107センチ、96センチ、2トン。いずれも金属製で、外側は漆塗り。内部の空間には耐火材の砂が詰まっており、中の棚は桐製という豪華さ。大きい方には製造所を記した銘板に「明治28年(1895年)」の表示がある。 築上町によると、町が建物を購入した2010年、建物と同時に入手。誰も開けられなかったが、翌年、東京の民放テレビ局の企画で、専
中津市が公文書館設置へ 市町村で県内初 [大分県] 2014年06月11日(最終更新 2014年06月11日 00時18分) 中津市の公文書館として活用される予定の旧柿坂小学校の校舎写真を見る 中津市は、2009年に廃校になった旧柿坂小(同市耶馬渓町柿坂)の校舎を改修し、公文書館として活用するため10日、市議会6月定例会に関連予算を提案した。市町村単位での公文書館設置は県内初で、16年度中の開館を目指す。 市は総合計画や予算書、統計調査などの保存期間を現在、1年から永久保存まで6段階に分類し、市役所地下の書庫や担当課で保存している。書庫はすでに満杯状態で、将来必要になる可能性がある文書も散逸しかねない状況という。 旧柿坂小の校舎(2階建て、延べ床面積約1350平方メートル)は1989年建築と比較的新しく、新耐震基準にも合致。計画では、校舎を公文書の重量に耐えられるよう改修した上で、文書を長
小城市で甑倒し 日本酒の仕込み祝う [佐賀県] 2014年05月24日(最終更新 2014年05月24日 00時14分) 写真を見る 今季の日本酒の仕込み終了を祝う伝統行事「甑(こしき)倒し」が23日、佐賀県小城市の天山酒造であり、そろいの法被姿の蔵人(くらびと)7人が酒だるをリヤカーに積み、約4キロ離れた名勝「清水(きよみず)の滝」まで駆けた=写真。 「甑」は酒米を蒸すおけのことで、酒造りが終わった当日に、横に倒して片付けたことからこの名がある。1875年の創業以来続く行事に臨んだ蔵人たちは沿道の人々に新酒を振る舞い、全国名水百選の滝に打たれて心身を清めた。 「郷土の水に助けられて良い酒ができた」と七田謙介社長(43)。蔵人たちも酒の味わいと同様、キリッとした表情を見せていた。=2014/05/24付 西日本新聞朝刊=
さらば「100円ラーメン」 福岡・南区の「勝龍軒」28日閉店 [福岡県] 2014年04月23日(最終更新 2014年04月23日 04時02分) 28日に閉店する「勝龍軒」。100円ラーメンの店として親しまれた=福岡市南区写真を見る 「100円ラーメン」の愛称で親しまれた福岡市南区野間1丁目の博多ラーメン店「勝龍軒」が28日、閉店する。硬貨を握りしめた中高生のおなかを満たしてきた青春の味がのれんを下ろす。閉店を知ったファンたちが次々と訪れ、別れを惜しんでいる。 同店は1968年、先代の青木英子さんが西鉄高宮駅前で開店。当初は1杯70円だったが、数年後に100円に。オイルショックや消費税導入などで経費がかさんでも、青木さんは「子どもたちの顔を見ると値上げできん」と1杯100円を守り続けた。 青木さんは2年前に亡くなり、家族が後を継いだ。店は「静かに店をやめたい」と閉店の理由を詳しくは語らな
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