北海道函館市の産婦人科医院の院長が胎児の染色体を調べる羊水検査の結果を妊婦に誤って説明し、その後、生まれた男の子がダウン症と診断されていたことが分かりました。 両親は出産するか中絶するかを選ぶ機会を奪われたなどとして、院長らに損害賠償を求める訴えを起こしました。 訴えによりますと、北海道内に住む40代の母親は、おととし4月、函館市の産婦人科医院「えんどう桔梗マタニティクリニック」で胎児の染色体を調べる羊水検査を受け、院長から「結果は陰性」と説明を受けたということです。 その後、男の子を出産した別の病院の医師が当時の診療記録を確認したところ、羊水検査の報告書には「染色体異常が認められた」と明記されていたということです。男の子はダウン症と診断され肝不全などの合併症を患い、3か月半後に亡くなりました。 両親は「誤った説明によって出産するか、中絶するかを選ぶ機会を奪われ、その後の治療などでも精神的
先月、福島県郡山市で開かれた強盗殺人事件の裁判員裁判で、裁判員を務めた60代の女性が、被害者の遺体の写真を見て眠れなくなるなどの症状に苦しみ、急性ストレス障害と診断されていたことが分かりました。 急性ストレス障害と診断されたのは、夫婦2人を殺害したとして強盗殺人などの罪に問われた被告の裁判員裁判で、裁判員を務めた福島県に住む60代の女性です。 裁判は、先月、福島地方裁判所郡山支部で6日間にわたって行われ、被告に死刑判決が言い渡されました。 弁護士によりますと、女性は、裁判の中で、殺害現場や被害者の遺体のカラー写真などを見てから、その画像を思い出し、食欲がなくなったり、眠れなくなるなどの症状に苦しんでいるということです。 女性は、裁判のあと、裁判員の心のケアに当たる最高裁判所の窓口に相談し、先月、県内の病院で、1か月の休養が必要な急性ストレス障害と診断されたということです。 女性は、国を相手
水俣病の認定を求めた女性が最高裁判所で争っている裁判で、女性の弁護士が「水俣病と診断した医師に、環境省が事実とは異なる証言を裁判で行うよう要請した」として、最高裁に文書を提出したことを明らかにしました。 環境省は「専門家の意見に対して虚偽の証言を要請するような事実はない」としています この裁判は大阪に移り住んだ熊本県出身の87歳の女性が、水俣病の患者としての認定を求めたもので、1審は女性を水俣病と認めましたが2審で逆転敗訴し、最高裁で争われています。 会見した弁護士によりますと、この裁判では「国立精神・神経センター国府台病院」の名誉院長の佐藤猛医師が、国の依頼を受けておととし、記録などを基に女性の診断を行いました。 佐藤医師は女性を「水俣病である」と診断したものの、環境省の担当者から「熊本県の審査会は水俣病ではないとしている。この判断が妥当だと裁判で証言してほしい」として、2審が開かれてい
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