ネットで東浩紀氏の文庫本に中森明夫氏が書いたあとがきが面白いという書き込みがあったので読んでみた。そこでは東氏の先輩として柄谷行人さんが紹介されていて、要するに東浩紀は柄谷行人の歩んだ道をなぞっているという指摘がされていて確かに面白かったのだが、じゃあ、柄谷行人とはどういうひとなのかと興味を持ち、わりあいに氏の最近の本である世界史の構造という本を序文だけ読んでみた。 その本で柄谷氏が試みているのはどうやらこういうことらしい。マルクスは資本主義下での商品交換を元にした経済的下部構造の上に国家や民族のような上部構造が成立すると主張したが、商品交換以外にも贈与や略取のような交換様式も考慮にいれて経済的下部構造を考えることによって、上部構造である国家のみかけの自立性を仮定しなくても、世界が説明できるはずだという主張だ。 氏の主張が正しいかどうかを判断するのは、ぼくなんかの素人の手に余るのだが、この
■“素人の目”で読みやすく 机の上のペンがフワリと浮き上がらないのは、重力が働いているから。そのペンが机を突き破って地面に落ちないのは、重力が弱いから。私たちの生活、そして宇宙を支配するこの力の正体は何か。素粒子論の研究者が重力の基本から最新の超弦理論(超ひも理論)までを解説し、宇宙の謎に迫っていく。初心者でも研究の全体を見渡せる画期的な一冊だ。 担当編集者は村山斉さんのベストセラー『宇宙は何でできているのか』を手掛けた小木田順子さん。「村山さんから素粒子の研究仲間に大栗博司さんという方がいると聞き、大栗さんの講演会に行ったところ重力の話がとても面白くて」。そこで本書の企画を思いついた。「『宇宙は何でできているのか』が宇宙を作っている材料の話だとすると、『重力とは何か』は宇宙のメカニズムの話だと思っていただければ」 原稿の段階で物理に疎い同僚に読ませて感想を聞くなど、一般の人が理解できるか
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