送られた英文の書類を手に「ひとりで翻訳して読むのは遺族には大変な負担になる」と話す住山一貞さん=東京都目黒区で、青島顕撮影 米同時多発テロでは約3000人が死亡し、日本人も24人が犠牲になった。11日で10年たつが、この間、日本人遺族の負担になったものの一つが「言葉の壁」だ。膨大な英文書が読めず、米国の補償金を受け取れなかった遺族もいる。「海外で事件に巻き込まれる日本人は少なくない。日本政府は翻訳などの支援制度を」。遺族たちはそう訴える。 【写真で振り返る】21世紀の重大ニュース 「9・11」から「はやぶさ」「尖閣事件」 2001〜2010年 「文書が届いても内容が分からない」。住山一貞さん(74)=東京都目黒区=は、自宅のテーブルに積まれた書類の山を見てため息をつく。 ニューヨークの世界貿易センタービル(WTC)で、富士銀行(現みずほフィナンシャルグループ)の行員だった長男陽一さん
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