ブラックホールにより引き裂かれた星からガスが吸い出される様子をコンピューターで再現した画像。ガスの一部は宇宙空間へと放出されている(2012年5月2日提供)。(c)AFP/NASA/S. Gezari and J. Guillochon 【5月3日 AFP】超巨大ブラックホールが近くの星を飲み込む一部始終の観測に成功したと、米国の研究チームが2日発表した。1万年に1度ほどしか起こらないまれな現象だという。 周囲の物質を吸い込むブラックホールは普段は銀河の中心に潜んでいて確認されにくいが、吸い込まれた恒星のかけらによって時折その存在を追うことができる。 米ハーバード・スミソニアン天体物理学センター(Harvard-Smithsonian Center for Astrophysics)の研究者ライアン・チョーノック(Ryan Chornock)氏は「ブラックホールは、サメのように底無しの胃袋